「そう、なんですか?」 「当たり前。好きな子を別の男にとられて、嫉妬しない男なんていないって」 「ごめんなさい。でも、本当に一緒に帰っていただけで」 「それでも、嫉妬。だから罰として――。みくちゃん、もっとぎゅっと抱きしめさせてくれる?」 「えぇっ。これ以上ですか?」