「はい」 と返事をしたその声はとても小さくて、先輩の耳に届きそうになかった。 だからあたしは、 「はいっ!」 ともう一度、今度は大きな声で、小嶋先輩に向かって返事をした。 「妃莉先輩に嫉妬してしまってごめんなさい。 あたしも小嶋先輩のことが大好きです。好きで好きでたまりません。 だから、もう一度あたしとお付き合いをしてくださいっ!」