「みくちゃんが好きなのは、そこにいる男? それとも、俺?」


そんな言葉を叫ばれた。


「え?」


応援席がしーんと静まり返った。


「もう一度聞くよ。みくちゃんが好きなのは、そこにいる男? それとも、俺?」


「えっと……」