「って、王河は? 王河はどうすんの? 同じ医者の息子だろ」


「まぁ、ウチは。優秀な兄が2人もいるから。


ひとりっ子のお前と違って、末っ子の俺は好きなようにしていいって言われてる。


実際、今の仕事は好きだし、続けたいと思ってる。


でもなぁ、大学は出ておこうかな、とも考えてて。まだ気持ちが固まってない」


「そっかぁ」