「俺、ものすごーく我慢してるんだから。みくちゃん、恋愛初心者だし」 「え?」 「ほら、それ。俺、みくちゃんのそのまぶしいくらいのまっすぐな視線が好きなんだよなぁ。ほら、あの日だって」 「え?」 「覚えてない? 入学式よりずっと前」