チャラモテ先輩に、めちゃくちゃ溺愛されてますっ!



ごめんなさい、先輩。


あたしも手をあげられません!


と、先生の目につかないように小さく体を丸めていた。


それなのに……。


「ねぇ、水野さん、一緒にやらない? 実行委員」


と、隣の席の三浦くんが静けさをやぶって、大きな声であたしに聞いた。