先輩が初恋で初彼のあたしには、よくわからない。 そう思っていると、あたしの隣の席で、今日一緒の日直の三浦くんがあたしに話しかけてきた。 「水野さん、日誌書いて。僕、外を掃除してくるから」 「う、うん」 その声でようやく我に返って、自分の席に向かう。