「さっき茉由ちゃんに聞いたこと、あたし、お姉ちゃんに聞いてみようか?」


「え?」


「今絢音学園の3年生だし、なにか知ってるかも」


「ほんと?」


「うん。じゃあ、お姉ちゃんに聞いておくね」


真菜ちゃんは、こそっと小さな声で言うと、後ろの席に戻って行った。