逃げちゃったよ。 陸・・・ごめん。 夜の公園。 昼間とは違いシーンとしている。 ダメだ痛い。 ベンチに横たわる。 痛みに冷や汗が出て頬を伝う。 目蓋を開けているのさえ辛くなってきた。 こんなとこで死んじゃうのかな。 悲鳴をあげる身体に恐怖を感じた。 「おい!お前大丈夫か?」 突然話しかけられビクッと身体が震えた。