私の腕を掴んで脈を測っている理来さん
少しして発作は治まった
理「これ、はじめてかな」
「はい、」
流「っ?」
通りかかった流先生がびっくりしてる
まぁそうだよね
座り込んでる私と知らない人が真剣に脈はかってるんだもん
流「すぐ、綺糸よぶから」
電話をし始めた
「あのっもう、大丈夫です。理来さん」
腕を離してという意味で
理「うん、もうちょっと」
白「っ大丈夫ですか」
また走って来てくれた先生
理「保健医ですか?」
白「はい、」
理「律さんですが、胸痛を訴えたので今から病院に連れていきます」
白「...俺も行きます」
律「分かりました。神谷総合病院に連れていきます」
高そうな理来さんの車に3人で乗ってる
理「あっ、僕は霞 理来っていいます。明日からそちらの学校の講師として伺います。」
白「白川 綺糸、です」
声がいつものに戻ってる
無口モードだ
理「ついた、」
神谷総合病院って、
苗字私と同じだー
すごいね
理来さんは誰かに電話で話していた
?「律、戻ってきちゃったか」
??
知ってる人かな?
?「覚えてないよね、源 瑠斗(みなもと るいと)です。律の主治医」
「あの、主治医って、」
瑠「...律は昔軽い狭心症で投薬治療をしてたんだ」
白「っ書類には...」
瑠「律自身が覚えてないんだから書けないでしょ」
「るっくん...、?」
“いやだっ、るっくんやーめーて!!!”
“いたくないよー大丈夫だよー”
“やだっるっくんへただもん!!”
逃げ回る小さな女の子と、追いかける白衣を着た男の人
一気に記憶が頭に流れ込んでくる
わかんない、
だれ、
これは、私、?
だんだん過呼吸になってきて
ここに居るのが怖くなって走り出す
いつの間にかたどり着いてたのは噴水がある中庭らしきところ
人が少ない
ベンチに座って呼吸を整えようとするけど上手くいかない
?「大丈夫、ですか?」
「はる、くん?」
っ!?
とっさに誰かの名前が口に出た
自分でもなんでか分からない
?「りつ、?」
「はい、」
?「春樹(はるき)だよ。おぼえてるかな」
「わかんない、けど、名前、知ってる、安心する」
春「息苦しそうだね、とりあえず落ち着けようか、」
コクンッ
頷く
頭を撫でてくれる手が暖かい
すぐに落ち着いた
春「どうしたの?律がここに来る時は大体ストレスがかかった時だよね、」
「私、小さい頃の記憶がないんです。それで急になんか知ってるような人と会ったり、心臓病とか、家が無くなるとか色々起きちゃって」
春「...よく頑張ったね」
ただ一言、
そう言って頭を撫でてくれる
心地良い
春「お昼寝する?」
ぽんぽんって自分の膝を叩いてる春樹先生
何故かすごくあんしんする
うとうとしてたら寝てしまった



