あなたに好きと言えるまで


「私が言える立場じゃないけど、そんなんじゃ、彼女出来ないよ」

「そうだよね、でも中学の時さ、こんな僕でも同時期に3人の女の子に告白されたんだ、、」

モテ自慢ですか、、イメージが悪くなるよ。
でも、やっぱりモテるんだ、同時期に3人は凄いよ。

「だけど、誰とも付き合わなかったんだ」
「えっ、どうして、3人ともタイプじゃなかったの?」
「違うよ、同じ時期に3人だったからさ、誰か1人なら多分付き合っていた」

意味がわからない、
別に自分が良いと思った子と付き合えばいいのに。


その時、予鈴が鳴り響いた、

「わぁ、もうそんな時間なの」
「僕が閉めておくから白河さんは先に行っていいよ」

「ありがとう、明日の当番に渡すから鍵は持ってていいから、私歩くのが遅いからお願いね」

私達の一年10組の教室は、観測ドームがある此処から一番離れた棟の一階にあるため時間がかかる、私の足ではきっとギリだ。