「圭くん、どうすればいいの?」

「僕の膝の上に来て」

「やだー、恥ずかしいよ、、そんなの、、」

「美幸ちゃんが、"したい"って言ったんでしょ、優しくするから大丈夫、」

「う、うん、、でも圭くん、アレは持ってないでしょ? 無いと出来ないよ、、」

「あるよ、ちゃんと持ってるから安心して」

「な、なんで、そんなの持ち歩いてるの?」

「美幸ちゃんとこんな事もあるかなーって準備しておいたんだ」

「うそだー、もう信じられない、、」

「そんな事はいいから早く此処にきて」

「痛いのはやだからね、優しくしてよ」

「分かってるって、急に動ごいてダメだからね」


「そんなこと言っても怖いんだから無理だし、入れる時はそっとだよ」

「うん、暗くて良く見えないよ、こうかな、、」

「恥ずかしいから、そんなに見なくていいの!」

「なんで、見えないと難しいでしょ、どう?」

「うん、まだ大丈夫、あっ、ちょっと気持ちいいかも、、」


「もうちょっと入れるよ」

「ゆっくりね、、
痛っ、、、やっぱりヤダ、怖いからもう止める!」

「もうその気なっちゃったから今更止めれないよ」

「だって圭くん下手なんだもん!」

「…………」

「ごめん、言いすぎた」

「手先は器用なんだけどなー
初めてなんだから、僕も自信がないよ」








「えっ、圭くん初めてなの?」

「母親でもあるまいし、人の耳掃除なんて普通しないでしょ!」

「、、だってカサカサ音がして気持ち悪かったんだもん」


                          おしまい


この物語は、元作品『38年前に別れた君に伝えたいこと』へと続きます。
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