あなたに好きと言えるまで


彼の言葉が、私の胸に強く響いた、、
私は目を見開いて彼の顔を見つめていた、


そして一人納得した、

やっぱり、私は貴方が好き、、そんな素敵な考え方をする人に今まで出会ったことがないもん、


そんな結論に至った私は、嫌われたくない一心で彼に懇願していた、
「お願いだから私を嫌いにならないで下さい」

彼はそれには答えてくれず無言のまま席を立った、、怖くて目で追えないでいると、彼は私の後ろで立ち止まって、遠慮がちにそっと手の平で私の髪にポンポンって優しく触れながら、耳元では小鳥の囀りのように柔らかな声で「気にしてないから、心配しなくていいよ、また明日ね」

優しすぎる微かな触れ合いに、また胸がキュンキュン締め付けられた。

まるで魔法にかけられた様に悲しみが消え、代わりに喜びに満たされていく、

彼の優しい三つの言葉が、何度も頭の中で繰り返されていた。
『気にしてないから』
『心配しなくていいよ』
『また明日ね』

教室を出て行く彼の後ろ姿を見送ると、安堵感と嬉しさがこみ上げて、私はその場でまた泣いてしまった。


まだ、私は彼に好きと言えないでいた、、