あなたに好きと言えるまで


そのまま両手で顔を隠して私は泣いてしまった。

彼はきっと困った顔をしてオドオドしてると思う、

「教えて、僕はどうしたらいいの?」

そうなるよね、、
訳もわからず泣かれたら当然だ、

「一人にして、、、欲しい」
とにかくこの状態から逃げ出したい、
顔も見られたくない私にはもう他に手立てはなかった。

「わかった、ごめんね、僕には分からないんだ、気に障ったんなら謝るから許してよ、、」

その言葉を残して彼はドームを後にした。

貴方は、何ひとつ悪く無い、、みんな私の独りよがりです。


教室に戻っても彼とは目も合わせられず、俯いたまま自分の席に着いた。このままでは彼に嫌われてしまう、そんな不安が私の頭の中を支配していて、それからの授業はうわの空だった。
放課後、勇気を出して帰り支度をしている彼の席に歩み寄り深々と頭をさげた。

「君嶋くん、さっきはごめんなさい」
「白河さんが謝る事じゃ無いよ、僕が悪いから」

どうして、貴方はそんなに優しいんですか、、

「なんで泣いたのか訳が分からないよね、、」

「僕は鈍感だから君の気持ちが分からないけど、女の子を泣かせたんだから男が悪いに決まっている」

なんで、そんな考え方ができるの、、

女の涙が全て男が悪いはずがない、少なくとも彼の中では女性は護るべき存在で、そんな女性の涙には男にその責任があると思っているのだろうか。