カラダダケの関係に依存していた私の話

特段気にしたことはなかったが、AVに出演してからというもの、それが嫌で嫌でたまらなかった。


年頃の男の子に紹介されて顔を見られるたび、もしかしたら気づかれてしまうのではないだろうか。


そうしてそれを自分の中だけに留めておかず、彼にも伝えてしまうのではないか。


友人たちに広めてしまうのではないか。


そんな想像と不安を隠して笑顔を張り付けていたこと、Nは知るよしもない。







そもそも、私がなぜこんな生活に陥ってしまったのか。


なぜ出演することになったのか。


それは、さまざまな悪夢が重なった結果だった。


ありきたりな理由だが、私の家族はお金に恵まれている状況ではなかったのだ。


父はもともと二つの仕事をしていてそれなりに稼ぎはあった。


しかしある日居眠り運転の車に衝突をされ、片方の仕事しかできなくなった上に、その仕事でさえも満足にこなせなくなってしまった。


母は、父方の祖父母と母方の祖父母のを介護するために仕事をする余裕はない。


姉は学生のころから人付き合いが得意ではなかった。


会社に勤めるようになってからはいじめにあってしまい、適応障害を患って休職。