カラダダケの関係に依存していた私の話

そもそも、何故彼に全てを打ち明けないことを悪としているのか。


大切な人に対して秘密があったとしても、それが悪いことなのだと一概には言えない。


結婚する訳でもないのだから。


いや、たとえ結婚する相手だとしても、全てを打ち明けなければならないことは無い。


隠しておいた方がいいこと、知らない方が良いことなんて山ほどある。


私もこの秘密を墓場まで持って行ける確証があるならば、迷わず隠す道を取っていた。


こんなにも悩んだりしない。


ただいつか不意にバレてしまう可能性があるから、その前に打ち明けようか悩んでいるのだ。


だがしかし、その秘密を抱えていることを後悔している訳では無い。


いい経験だった。


普通に生活をしていれば絶対に交わることのない世界の人と、時間を共にしたこと。


色々な話を聞けたこと。


短時間の労働でたくさんのお金を得られること。


私の家族と私の辛さを手放せたこと。


それは私にとってかけがえのないものだった。