すぐにコップに一杯の水と、ついでに体温計を持って戻った。
「大丈夫か?水、持ってきたから飲め」
「…済みません…」
「謝るなって」
さっきから、済みませんしか言ってないぞ。
体温計を渡し、熱を測りながら、レントはコップ半分ほど水を一気に飲んだ。
それでようやく、少しだけ気力が戻ったようだった。
「…済みません…。ありがとうございます…」
謝らなくて良いんだって。何回謝るんだお前は。
そんなことより。
「どうしたの?風邪?病気?」
「…風邪…だと思います。昨日の、夜から…背中がぞくぞくして…」
それは風邪だな。完全に風邪。
「それでも、朝はまだ…何とか元気だったから、学校に来て…。…でも、三時間目の授業の頃から途端に身体が熱くなってきて…」
一気に熱が上がったんだな。
「頭がふらふらして…気持ち悪くて…それで、授業を抜けて…」
…ここに来た、って訳か。
ぶっ倒れる前に、自分で助けを求めに来たのは良いことだ。
良いことだけど…。
そのとき、ぴぴぴ、と体温計が鳴った。
「ちょっと見せてくれる?」
「…はい…」
シルナが、レントから体温計を受け取ると。
シルナは驚愕のあまり、目を見開いていた。
「何度だ?」
「39度5分…!」
もう、今すぐ寝かさなきゃ駄目だ。
その熱で、よく教室からここまで、歩いて辿り着けたもんだよ。
四捨五入したら、もう40度じゃないか。
「何で、こんなに熱が上がるまで放っておいてんだ?」
今更責めても仕方ない、もっと悪化する前で良かった。そう思わなきゃならないことは分かってたけど。
どうしても、聞かずにはいられなかった。
何で、こんなになるまで我慢してしまったんだ?
具合が悪いことを黙っていて、こんなに悪化したんじゃ世話ないだろ。
「そうだよ。遠慮せず、すぐ保健室に行けば…」
と、シルナもそう言った。
具合が悪化してきたのは、三時間目だったんだろ?
その時点ですぐに保健室に行っていれば。
今頃、こんなに熱が上がることもなく、ゆっくり休めていただろうに。
何で無理をしてしまったんだ。
すると。
「保健室は…行ったんです。三時間目の後…四時間目になる前に…」
レントは、困ったような顔でそう言った。
…え?
「大丈夫か?水、持ってきたから飲め」
「…済みません…」
「謝るなって」
さっきから、済みませんしか言ってないぞ。
体温計を渡し、熱を測りながら、レントはコップ半分ほど水を一気に飲んだ。
それでようやく、少しだけ気力が戻ったようだった。
「…済みません…。ありがとうございます…」
謝らなくて良いんだって。何回謝るんだお前は。
そんなことより。
「どうしたの?風邪?病気?」
「…風邪…だと思います。昨日の、夜から…背中がぞくぞくして…」
それは風邪だな。完全に風邪。
「それでも、朝はまだ…何とか元気だったから、学校に来て…。…でも、三時間目の授業の頃から途端に身体が熱くなってきて…」
一気に熱が上がったんだな。
「頭がふらふらして…気持ち悪くて…それで、授業を抜けて…」
…ここに来た、って訳か。
ぶっ倒れる前に、自分で助けを求めに来たのは良いことだ。
良いことだけど…。
そのとき、ぴぴぴ、と体温計が鳴った。
「ちょっと見せてくれる?」
「…はい…」
シルナが、レントから体温計を受け取ると。
シルナは驚愕のあまり、目を見開いていた。
「何度だ?」
「39度5分…!」
もう、今すぐ寝かさなきゃ駄目だ。
その熱で、よく教室からここまで、歩いて辿り着けたもんだよ。
四捨五入したら、もう40度じゃないか。
「何で、こんなに熱が上がるまで放っておいてんだ?」
今更責めても仕方ない、もっと悪化する前で良かった。そう思わなきゃならないことは分かってたけど。
どうしても、聞かずにはいられなかった。
何で、こんなになるまで我慢してしまったんだ?
具合が悪いことを黙っていて、こんなに悪化したんじゃ世話ないだろ。
「そうだよ。遠慮せず、すぐ保健室に行けば…」
と、シルナもそう言った。
具合が悪化してきたのは、三時間目だったんだろ?
その時点ですぐに保健室に行っていれば。
今頃、こんなに熱が上がることもなく、ゆっくり休めていただろうに。
何で無理をしてしまったんだ。
すると。
「保健室は…行ったんです。三時間目の後…四時間目になる前に…」
レントは、困ったような顔でそう言った。
…え?


