神殺しのクロノスタシスⅤ〜前編〜

…翌日。
 
「…ん…」

目を覚ました俺は、のろのろと顔を上げた。

…机に突っ伏して、いつの間にか眠ってしまっていたらしい。

起きているつもりだったんだが…。

昨夜はバタバタしてたからな。仕方ない。

「…あ、やべ」

今日、午前中に…大隊長会議があるんだった。

呑気に寝てる場合じゃないぞ。

急いで時計を見ると、幸いなことに、急げば間に合いそうだ。

危ねぇ。

「起きろ、ベリクリーデ!」

俺は、人様のベッドで我が物顔で眠るベリクリーデに声をかけ、起こした。

が。

「ん〜…むにゃむにゃ…」

俺の枕を抱き枕代わりに抱いて、もぞもぞしていた。

自由かよ。

「ほら、さっさと起きろ!今日は会議だぞ」

「あぅ〜…。ジュリス〜…そこ触っちゃらめ〜」

「気持ち悪い夢を見るんじゃねぇ!お、き、ろ!!」

お前を気持ち悪いと思ったことはない。 

が、お前の見る夢は気持ち悪いと思うぞ。

良いから、さっさと起きんか。