「つまんないことを心配するんじゃねぇよ…。何が生まれようと、お前はお前だ」
厄介で、トラブルメーカーで、大人しくしてなくて、でも誰より無邪気で。
こんな奴は、世界に一人しかいない。
ベリクリーデがベリクリーデであるという事実に、何も変わりはない。
「お前の存在が消えてなくなることはない。羽久を見てみろ。色んな人格が生まれてるが、皆仲良く同居してるだろ?」
「…うん」
まぁ、レーヴァテインという例外はあったが。
あれは、ヴァルシーナに作り出された人格だから、話は別だな。
「お前も同じだ。ベリーシュと上手く折り合いをつけて…仲良くやっていけよ」
ベリーシュのあの性格なら、自己主張し合って喧嘩、ってこともなかろう。
二十音の場合もそうだが、基本的に、神の器の中に生まれた複数の人格は、喧嘩しないように出来ている。
元々、お互い仲良く出来るようプログラムされているかのように。
まぁ、そうだよな。
彼らは、己の不安定な人格を安定させる為に、本能的に複数の人格を生み出している。
安定させる為の人格が、お互いに喧嘩を始めたら、本末転倒だもんな。
ベリーシュがベリクリーデを傷つけることはない。
逆に、ベリクリーデも…ベリーシュを傷つけることはない。
仲良く、上手く折り合いをつけているのだろう。
「だから、大丈夫だ。心配しなくて良い…。双子の妹だと思って、仲良くしてやれよ」
大きく性格の異なる双子だが、それもまたご愛嬌だな。
むしろ、釣り合いが取れて良いのでは?
…しかし。
「…」
ここまで言ってもなお。
ベリクリーデの顔は、冴えないままだった。
…まだ何か心配してるな。これは。
ベリーシュの存在を、周囲に気づかれることが怖い…だけではないのか。
「…何が不安なんだ?」
不安の種は、残らず解決してしまった方が良い。
「…それは…」
「言えよ。俺が何とかしてやるから」
大抵のことは、やろうと思えば何とか出来るもんだ。
…あ、でも。
「…言いたくないなら、無理には聞かないけど」
口に出すのも辛いことを、無理に吐かせるのは…それはルール違反だ。
言いたくないことなら、無理に聞く必要はない。
まぁ、話して欲しいとは思うけどな。
…すると。
「…ジュリスが」
「あ?俺?」
「ジュリスが…私を気持ち悪いと思ってたら嫌だな、って思ったの」
「…」
俺は、思わず言葉を失って、ポカンとしてしまった。
…俺かよ、悩みの種は。
厄介で、トラブルメーカーで、大人しくしてなくて、でも誰より無邪気で。
こんな奴は、世界に一人しかいない。
ベリクリーデがベリクリーデであるという事実に、何も変わりはない。
「お前の存在が消えてなくなることはない。羽久を見てみろ。色んな人格が生まれてるが、皆仲良く同居してるだろ?」
「…うん」
まぁ、レーヴァテインという例外はあったが。
あれは、ヴァルシーナに作り出された人格だから、話は別だな。
「お前も同じだ。ベリーシュと上手く折り合いをつけて…仲良くやっていけよ」
ベリーシュのあの性格なら、自己主張し合って喧嘩、ってこともなかろう。
二十音の場合もそうだが、基本的に、神の器の中に生まれた複数の人格は、喧嘩しないように出来ている。
元々、お互い仲良く出来るようプログラムされているかのように。
まぁ、そうだよな。
彼らは、己の不安定な人格を安定させる為に、本能的に複数の人格を生み出している。
安定させる為の人格が、お互いに喧嘩を始めたら、本末転倒だもんな。
ベリーシュがベリクリーデを傷つけることはない。
逆に、ベリクリーデも…ベリーシュを傷つけることはない。
仲良く、上手く折り合いをつけているのだろう。
「だから、大丈夫だ。心配しなくて良い…。双子の妹だと思って、仲良くしてやれよ」
大きく性格の異なる双子だが、それもまたご愛嬌だな。
むしろ、釣り合いが取れて良いのでは?
…しかし。
「…」
ここまで言ってもなお。
ベリクリーデの顔は、冴えないままだった。
…まだ何か心配してるな。これは。
ベリーシュの存在を、周囲に気づかれることが怖い…だけではないのか。
「…何が不安なんだ?」
不安の種は、残らず解決してしまった方が良い。
「…それは…」
「言えよ。俺が何とかしてやるから」
大抵のことは、やろうと思えば何とか出来るもんだ。
…あ、でも。
「…言いたくないなら、無理には聞かないけど」
口に出すのも辛いことを、無理に吐かせるのは…それはルール違反だ。
言いたくないことなら、無理に聞く必要はない。
まぁ、話して欲しいとは思うけどな。
…すると。
「…ジュリスが」
「あ?俺?」
「ジュリスが…私を気持ち悪いと思ってたら嫌だな、って思ったの」
「…」
俺は、思わず言葉を失って、ポカンとしてしまった。
…俺かよ、悩みの種は。


