神殺しのクロノスタシスⅤ〜前編〜

しかし。

俺が自分の部屋に戻り、ベッドに横になって眠りについた…。

…その、一時間後。

「…ジュリス〜…」

「…またか…」

ようやく眠りについたと思ったら、再び起こされた。

ベリクリーデの不眠のせいで、俺の安眠も妨げられてるんだが。

「また目が覚めたのか…?」

「うん」

…それは気の毒なことだ。

リラックス効果、持続してると思ってたんだが…。

一度目が覚めたら、それも効かないらしい。

「…仕方ないな」

ベリクリーデが眠れないのに、俺だけ寝てるってのも忍びないし。

また付き合ってやるか。

俺は、三度ベリクリーデの部屋に向かうことにした。

今夜だけで、もう何度往復してることか。