しかし。
自分の部屋に帰った俺は、寝る前に、一度シャワーを浴びに行った。
さっぱりしてから寝ようと思って。
タオルを首にかけて、自分の部屋に戻り。
さて、今度こそ本当に寝よう…と。
そう思った、そのとき。
「ジュリス〜…助けてー」
「…また来た…」
ベリクリーデの不眠に付き合うあまり、俺の方も不眠になりそう。
「…どうしたんだよ?」
分かっていながら、一応尋ねてみたところによると。
「目が覚めちゃった」
…やはりそうか。
「それに、起きたら音楽が止まってたの」
「あ、うん。それはごめん…」
一度寝てしまったら、あとはやかましいだけかと思って、持って帰ってしまった。
あのまま、置いておいた方が良かったか?
…まぁ良い。
「また眠れなくなっちゃったよ」
「そうか…。他にも方法はあるから、そっちを試してみよう」
「本当?それで眠れるかな?」
「…」
…それで眠れるかな、って言うけどさ。
お前今のところ、入眠するだけなら、不眠症とは思えないほど早いぞ。
ただ、その眠りが持続しないらしい。
…でもお前、俺の部屋で寝てたときは、中途覚醒することなく、朝までぐっすりだったよな…?
一体どうなってるんだ。ベリクリーデの睡眠サイクル。
まぁ、あれだ。
こいつは色々と、色んな意味で、普通の人間とは程遠いからな。
何かあるのかもしれない。ベリクリーデなりの睡眠サイクルが。
…それはともかく。
起きてしまったのなら、仕方ない。
クラシック音楽作戦も、失敗だったと言わざるを得ない。
入眠には成功してるんだがな。
それが持続しなきゃ意味がない。
何度も中途覚醒を繰り返すのって、結構辛いものがあるもんな。
「次は何をするの?」
「次か?次はな…。…とりあえず、ベリクリーデの部屋に移動しよう」
「うん、分かった」
…しかし。
こう何度も、真夜中に女性隊舎を行き来するのって。
これまた、余計な誤解が生まれそうだよな…。
仕方ないだろ。ついていってやらないと、ベリクリーデの方から来るんだから。
これは不可抗力って奴だ。
言っとくが、疚しいことは何もないからな。
それだけは、はっきりさせておいてもらうぞ。
自分の部屋に帰った俺は、寝る前に、一度シャワーを浴びに行った。
さっぱりしてから寝ようと思って。
タオルを首にかけて、自分の部屋に戻り。
さて、今度こそ本当に寝よう…と。
そう思った、そのとき。
「ジュリス〜…助けてー」
「…また来た…」
ベリクリーデの不眠に付き合うあまり、俺の方も不眠になりそう。
「…どうしたんだよ?」
分かっていながら、一応尋ねてみたところによると。
「目が覚めちゃった」
…やはりそうか。
「それに、起きたら音楽が止まってたの」
「あ、うん。それはごめん…」
一度寝てしまったら、あとはやかましいだけかと思って、持って帰ってしまった。
あのまま、置いておいた方が良かったか?
…まぁ良い。
「また眠れなくなっちゃったよ」
「そうか…。他にも方法はあるから、そっちを試してみよう」
「本当?それで眠れるかな?」
「…」
…それで眠れるかな、って言うけどさ。
お前今のところ、入眠するだけなら、不眠症とは思えないほど早いぞ。
ただ、その眠りが持続しないらしい。
…でもお前、俺の部屋で寝てたときは、中途覚醒することなく、朝までぐっすりだったよな…?
一体どうなってるんだ。ベリクリーデの睡眠サイクル。
まぁ、あれだ。
こいつは色々と、色んな意味で、普通の人間とは程遠いからな。
何かあるのかもしれない。ベリクリーデなりの睡眠サイクルが。
…それはともかく。
起きてしまったのなら、仕方ない。
クラシック音楽作戦も、失敗だったと言わざるを得ない。
入眠には成功してるんだがな。
それが持続しなきゃ意味がない。
何度も中途覚醒を繰り返すのって、結構辛いものがあるもんな。
「次は何をするの?」
「次か?次はな…。…とりあえず、ベリクリーデの部屋に移動しよう」
「うん、分かった」
…しかし。
こう何度も、真夜中に女性隊舎を行き来するのって。
これまた、余計な誤解が生まれそうだよな…。
仕方ないだろ。ついていってやらないと、ベリクリーデの方から来るんだから。
これは不可抗力って奴だ。
言っとくが、疚しいことは何もないからな。
それだけは、はっきりさせておいてもらうぞ。


