「いや、その、な、なんでもな、」
「開けても良いですか?」
「ちょっ…ちょっとまっ…」
「失礼します」
…止める暇もなかった。
ガチャッ、と扉が開き。
部下が部屋の中に入ってきた。
そして。
「…」
狭いベッドの上に、ジャージ姿の俺と…。
その隣で、寝乱れて、あらぬところが顕になっているベリクリーデを見つけた。
このときの、部下の顔。
ポカーンとして、時が止まったように立ち尽くしていた。
…あぁ…。
「…こ…これは、し、失礼しました!!」
間違いなく、あらぬ誤解が生まれた瞬間だった。
そりゃそうだよなぁ。
弁明したくても、これを見たら、何を言っても言い訳にしか聞こえまい。
それでも、俺は諦める訳にはいかない。
「ちょっと待て。誤解だ。良いか、俺は何もしてない。ベリクリーデがかっ…」
「んん…?…じゅりす、おはよー…」
この、嫌なタイミングで。
ベリクリーデ、起床。
片乳はみ出したまま、のろのろ起き上がった。
お前、パジャマはちゃんと着ろ。
「むにゃむにゃ…。もう朝かぁ。ジュリスと一緒に寝ると、朝が来るのが早いね」
おい、何言ってるんだお前は。
「ここにお泊りすると、いつも朝になったら腰が痛くなるね。でも…ジュリスと一緒にいられて嬉しいから、私、我慢する」
と、無駄に健気に微笑むベリクリーデを見て。
俺の部下は、わなわなと肩を震わせていた。
…あのな、違うんだよ。なんかもう、言い訳出来ない雰囲気になってきてるけど。
本当に違うんだよ。
「た、大変…大変失礼しました。そ、その…ご、ごゆっくり…!」
「おい待て。そういう気遣いは要らない」
「お邪魔しましたっ…!」
二人で過ごす朝を邪魔してしまった、とばかりに。
俺の部下は、慌てて退室していった。
…言い訳…させてもらえなかった。
いくら無駄だとしても、言い訳はしたかった。
まるで認めてしまったようじゃないか。
…言っとくが、本当に誤解だからな。
「?どうしたの、ジュリス?」
「…いや…」
またしても、超絶不本意な噂が流れることになるんだな、と思うと。
涙ちょちょぎれるな、マジで。
「開けても良いですか?」
「ちょっ…ちょっとまっ…」
「失礼します」
…止める暇もなかった。
ガチャッ、と扉が開き。
部下が部屋の中に入ってきた。
そして。
「…」
狭いベッドの上に、ジャージ姿の俺と…。
その隣で、寝乱れて、あらぬところが顕になっているベリクリーデを見つけた。
このときの、部下の顔。
ポカーンとして、時が止まったように立ち尽くしていた。
…あぁ…。
「…こ…これは、し、失礼しました!!」
間違いなく、あらぬ誤解が生まれた瞬間だった。
そりゃそうだよなぁ。
弁明したくても、これを見たら、何を言っても言い訳にしか聞こえまい。
それでも、俺は諦める訳にはいかない。
「ちょっと待て。誤解だ。良いか、俺は何もしてない。ベリクリーデがかっ…」
「んん…?…じゅりす、おはよー…」
この、嫌なタイミングで。
ベリクリーデ、起床。
片乳はみ出したまま、のろのろ起き上がった。
お前、パジャマはちゃんと着ろ。
「むにゃむにゃ…。もう朝かぁ。ジュリスと一緒に寝ると、朝が来るのが早いね」
おい、何言ってるんだお前は。
「ここにお泊りすると、いつも朝になったら腰が痛くなるね。でも…ジュリスと一緒にいられて嬉しいから、私、我慢する」
と、無駄に健気に微笑むベリクリーデを見て。
俺の部下は、わなわなと肩を震わせていた。
…あのな、違うんだよ。なんかもう、言い訳出来ない雰囲気になってきてるけど。
本当に違うんだよ。
「た、大変…大変失礼しました。そ、その…ご、ごゆっくり…!」
「おい待て。そういう気遣いは要らない」
「お邪魔しましたっ…!」
二人で過ごす朝を邪魔してしまった、とばかりに。
俺の部下は、慌てて退室していった。
…言い訳…させてもらえなかった。
いくら無駄だとしても、言い訳はしたかった。
まるで認めてしまったようじゃないか。
…言っとくが、本当に誤解だからな。
「?どうしたの、ジュリス?」
「…いや…」
またしても、超絶不本意な噂が流れることになるんだな、と思うと。
涙ちょちょぎれるな、マジで。


