あ…あぶなっ…!!
もうちょっとで、言い訳の出来ない事態に発展するところだった。
何を考えてるんだ。この破廉恥女。
「?どうしたの、ジュリス」
それはこっちの台詞だ。
先に寝てやり過ごそうと思ってたのに、結局起こされてるんだが?
「別に落ち込んでねぇし、つーかベッドで慰めるとか、そんな破廉恥なことを何処で学んできたんだ!?」
「だって、落ち込んでる男の子を慰めるには、ベッドで励ますのが一番だって前読んだ本に書いてあったよ?」
その本、ちょっと持ってきてくれ。
そんな不健全極まりない本は、白ポストに叩き込んでやる。
そりゃまぁ…間違ってはない…のかもしれないが。
俺は別に落ち込んでないし。落ち込んでたとしても、そんな方法で慰められるなんて御免だ。
「アホなこと言ってないで、自分の部屋に帰れ!」
「でも、眠れないんだもん」
嘘つけ。
一瞬で寝るだろ、お前。
「遊ぼう、ジュリス。遊んで」
「遊ばねぇよ」
「昨日、ジュリスが野球拳は駄目だって言うから、ちゃんと新しい遊びを考えてきたんだよ」
勝手に話を進めるな。
良いよ、なんて一言も言ってないからな?俺。
…だが、一応聞いてやろう。
「…今日は何の遊びなんだ?」
「ちょーはん博打」
危険度マックス。
昨日の野球拳と言い、何処でそんな危険な遊びを学んできたんだ…?
「簡単な遊びなんだって。『ちょー』か『はん』か決めるだけなんだよ」
そうだけど。
「やろう、ジュリス。楽しいよ」
「駄目に決まってるだろ。何考えてんだお前は」
「?」
人によっては、ドハマりする遊びなんだろうな。
だが、人生上手く立ち回りたいなら、博打には手を出さない方が良い。
理性のある人なら、程よく娯楽として楽しめるのだろうが。
その理性を、あわよくば吹き飛ばそうとするのが…博打というものである。
危険を犯すくらいなら、初めから関わらない方が賢明というもの。
ましてやベリクリーデは、何でも本能のままに行動するからな。
こんな奴がギャンブルに手を出すなんて、とんでもない。
絶対駄目。
「だって、楽しそうなのに」
「駄目だ、やめておけ。他の遊びなら付き合ってやるから、博打はやめろ」
他の遊びに付き合いたい訳じゃないけど。
ベリクリーデが博打にハマるよりマシ。
「しょうがないなー。ジュリスがそこまで言うなら、やめてあげるよ」
「おぉ、そうしろ…。…って、何で俺が我儘言ったみたいになってんの?」
お前の為に言っただけなんだが?
「そんなことは良いから、お前は部屋に帰れ。俺はもう寝るんだよ。お前も大人しく寝ろ」
「そうだね。じゃあおやすみー」
「おい、誰がここで寝ろって言った。自分の部屋に帰ってから寝ろよ!」
と、叫んだときには、もう遅く。
「…zzz…」
…はいはい、いつものパターンね。
俺が諦めれば良いんだろ?知ってる知ってる。
でも、俺…昨日もオールだったせいで、今夜も朝まで眠れないなんて、明日持たないからさ。
「…床で寝るか…」
泣く泣く、俺はベッドから降りて、床で横になった。
…何で、部屋主の俺が床で寝て、押しかけてきた奴がベッドで寝てんの?
おかしくね?
でも仕方ないだろ。女であるベリクリーデを、床に放り投げる訳にはいかないし。
…あぁ、もう考えるのやめよう。
床だろうが原っぱだろうが、眠ってしまえば、場所なんて関係ない。
俺は考えることを放棄し、そのまま目を閉じた。
もうちょっとで、言い訳の出来ない事態に発展するところだった。
何を考えてるんだ。この破廉恥女。
「?どうしたの、ジュリス」
それはこっちの台詞だ。
先に寝てやり過ごそうと思ってたのに、結局起こされてるんだが?
「別に落ち込んでねぇし、つーかベッドで慰めるとか、そんな破廉恥なことを何処で学んできたんだ!?」
「だって、落ち込んでる男の子を慰めるには、ベッドで励ますのが一番だって前読んだ本に書いてあったよ?」
その本、ちょっと持ってきてくれ。
そんな不健全極まりない本は、白ポストに叩き込んでやる。
そりゃまぁ…間違ってはない…のかもしれないが。
俺は別に落ち込んでないし。落ち込んでたとしても、そんな方法で慰められるなんて御免だ。
「アホなこと言ってないで、自分の部屋に帰れ!」
「でも、眠れないんだもん」
嘘つけ。
一瞬で寝るだろ、お前。
「遊ぼう、ジュリス。遊んで」
「遊ばねぇよ」
「昨日、ジュリスが野球拳は駄目だって言うから、ちゃんと新しい遊びを考えてきたんだよ」
勝手に話を進めるな。
良いよ、なんて一言も言ってないからな?俺。
…だが、一応聞いてやろう。
「…今日は何の遊びなんだ?」
「ちょーはん博打」
危険度マックス。
昨日の野球拳と言い、何処でそんな危険な遊びを学んできたんだ…?
「簡単な遊びなんだって。『ちょー』か『はん』か決めるだけなんだよ」
そうだけど。
「やろう、ジュリス。楽しいよ」
「駄目に決まってるだろ。何考えてんだお前は」
「?」
人によっては、ドハマりする遊びなんだろうな。
だが、人生上手く立ち回りたいなら、博打には手を出さない方が良い。
理性のある人なら、程よく娯楽として楽しめるのだろうが。
その理性を、あわよくば吹き飛ばそうとするのが…博打というものである。
危険を犯すくらいなら、初めから関わらない方が賢明というもの。
ましてやベリクリーデは、何でも本能のままに行動するからな。
こんな奴がギャンブルに手を出すなんて、とんでもない。
絶対駄目。
「だって、楽しそうなのに」
「駄目だ、やめておけ。他の遊びなら付き合ってやるから、博打はやめろ」
他の遊びに付き合いたい訳じゃないけど。
ベリクリーデが博打にハマるよりマシ。
「しょうがないなー。ジュリスがそこまで言うなら、やめてあげるよ」
「おぉ、そうしろ…。…って、何で俺が我儘言ったみたいになってんの?」
お前の為に言っただけなんだが?
「そんなことは良いから、お前は部屋に帰れ。俺はもう寝るんだよ。お前も大人しく寝ろ」
「そうだね。じゃあおやすみー」
「おい、誰がここで寝ろって言った。自分の部屋に帰ってから寝ろよ!」
と、叫んだときには、もう遅く。
「…zzz…」
…はいはい、いつものパターンね。
俺が諦めれば良いんだろ?知ってる知ってる。
でも、俺…昨日もオールだったせいで、今夜も朝まで眠れないなんて、明日持たないからさ。
「…床で寝るか…」
泣く泣く、俺はベッドから降りて、床で横になった。
…何で、部屋主の俺が床で寝て、押しかけてきた奴がベッドで寝てんの?
おかしくね?
でも仕方ないだろ。女であるベリクリーデを、床に放り投げる訳にはいかないし。
…あぁ、もう考えるのやめよう。
床だろうが原っぱだろうが、眠ってしまえば、場所なんて関係ない。
俺は考えることを放棄し、そのまま目を閉じた。


