「よし、もう良いぞ」
「ふー」
俺は急いで着替え、脱いだばかりの制服を畳んだ。
やれやれ。
「あ、ジュリスみーっけ」
「はいはい」
見っけも何も、ずっとここにいたよ。
…で、それはともかく。
「今日は何をしに来たんだ?何度も言ってるが、もう寝る時間だろ」
「うん、でも眠れなくって」
いや、それは嘘だろ。
一瞬で寝てたよ、お前。
「だから、ジュリスと遊ぼうと思って」
「そうか…。お前はそのつもりかもしれないが、俺はこれから寝るんだよ。邪魔だから帰ってくれないか」
疲れてんだよ、俺。さっきまで任務でさぁ。
今夜もオールなんて、遠慮したいんだが?
「でも私、今日も、楽しい遊びを考えてきたんだよ?」
楽しい遊び?
「何だよ。また野球か?」
「うん、野球」
まだ諦めてなかったのか。
「しかも、ただの野球じゃないんだよ」
「あ…?」
「二人でも出来る野球があるんだって」
二人でも出来る野球…?
やっぱり野球盤か?
あれ、久し振りにやると結構ハマるよな。
何なら、本物の野球より白熱してしまうかもしれない。
しかし、ベリクリーデの言う「野球」は、もっと危険度が高かった。
「野球拳やろう」
「却下」
何を言い出すんだお前は。
噴き出すかと思っただろうが。
「何で?二人でも出来るよ?」
出来るけど。そりゃ確かに出来るけども。
やるかどうかは、また別の話だろ。
「アホか。お前野球拳が何だか知ってるのか?」
「知ってるよ。踊りながらお互いの服を脱がせっこするんでしょ?」
非常に危険な香り。
犯罪一歩手前の匂いがする。
危ねぇよ、マジで。
「普通の野球より簡単だと思って。やろー」
普通の野球が出来ないからって、野球拳で代用してる奴、初めて見た。
言葉は似ていても、中身は全く違うものだろ。
お前はそれで満足なのか?
「却下だ」
何が嬉しくて、お前の脱衣シーンを見なきゃならないんだ。
大体、朝起こしに行ったときに、しょっちゅう見せられてるわ。
「俺は人に脱衣シーンを見せる趣味はない」
「…どうしても駄目なの?」
「当たり前だ」
駄目に決まってるだろ。
むしろ、何で行けると思ったんだよ。
「もっと健全な遊びにしろ。いや、そもそも遊ぶな。夜なんだから、大人しくし寝ろ」
「しょうがないなぁ…分かった。寝るね」
ばふっ、とそのまま横になるベリクリーデ。
「おい、寝ろとは言ったけど、ここで寝ろとは言ってねぇよ!」
「…zzz…」
ベリクリーデ、またしても即寝。
「…はぁっ…」
俺は特大の溜め息をついて、天を仰いだのだった。
「ふー」
俺は急いで着替え、脱いだばかりの制服を畳んだ。
やれやれ。
「あ、ジュリスみーっけ」
「はいはい」
見っけも何も、ずっとここにいたよ。
…で、それはともかく。
「今日は何をしに来たんだ?何度も言ってるが、もう寝る時間だろ」
「うん、でも眠れなくって」
いや、それは嘘だろ。
一瞬で寝てたよ、お前。
「だから、ジュリスと遊ぼうと思って」
「そうか…。お前はそのつもりかもしれないが、俺はこれから寝るんだよ。邪魔だから帰ってくれないか」
疲れてんだよ、俺。さっきまで任務でさぁ。
今夜もオールなんて、遠慮したいんだが?
「でも私、今日も、楽しい遊びを考えてきたんだよ?」
楽しい遊び?
「何だよ。また野球か?」
「うん、野球」
まだ諦めてなかったのか。
「しかも、ただの野球じゃないんだよ」
「あ…?」
「二人でも出来る野球があるんだって」
二人でも出来る野球…?
やっぱり野球盤か?
あれ、久し振りにやると結構ハマるよな。
何なら、本物の野球より白熱してしまうかもしれない。
しかし、ベリクリーデの言う「野球」は、もっと危険度が高かった。
「野球拳やろう」
「却下」
何を言い出すんだお前は。
噴き出すかと思っただろうが。
「何で?二人でも出来るよ?」
出来るけど。そりゃ確かに出来るけども。
やるかどうかは、また別の話だろ。
「アホか。お前野球拳が何だか知ってるのか?」
「知ってるよ。踊りながらお互いの服を脱がせっこするんでしょ?」
非常に危険な香り。
犯罪一歩手前の匂いがする。
危ねぇよ、マジで。
「普通の野球より簡単だと思って。やろー」
普通の野球が出来ないからって、野球拳で代用してる奴、初めて見た。
言葉は似ていても、中身は全く違うものだろ。
お前はそれで満足なのか?
「却下だ」
何が嬉しくて、お前の脱衣シーンを見なきゃならないんだ。
大体、朝起こしに行ったときに、しょっちゅう見せられてるわ。
「俺は人に脱衣シーンを見せる趣味はない」
「…どうしても駄目なの?」
「当たり前だ」
駄目に決まってるだろ。
むしろ、何で行けると思ったんだよ。
「もっと健全な遊びにしろ。いや、そもそも遊ぶな。夜なんだから、大人しくし寝ろ」
「しょうがないなぁ…分かった。寝るね」
ばふっ、とそのまま横になるベリクリーデ。
「おい、寝ろとは言ったけど、ここで寝ろとは言ってねぇよ!」
「…zzz…」
ベリクリーデ、またしても即寝。
「…はぁっ…」
俺は特大の溜め息をついて、天を仰いだのだった。


