「苦しゅうない、苦しゅうない」
僕はひらひらと手を振ってそう言った。
こうやって、すぐ調子に乗るスタイル。
「それよりお兄さん、ちょっと聞きたいことがあるんですが、良いですか?」
近くにいた強面のお兄さんに、そう言って声をかける。
「はっ、何でしょう?」
「…僕の今日の仕事って、何でしたっけ?」
「え?」
いや、そんな首を傾げないでください。
別に記憶喪失になった訳じゃないから。
「僕、今日何か予定入ってましたよね?」
裏切り者の粛清、ってセカイお姉ちゃんは言ってたけど。
もう少し、具体的な情報が欲しい。
「は、はぁ…。確かルーチェスさんは今日、午後から、ルレイアさんとルルシーさんを合わせて、極秘の任務に出掛けられるとか…」
「極秘の任務?」
「も、申し訳ありませんが…それ以上のことは、自分も…」
ご存知ない、と。
そりゃそうか。極秘の任務なのに、こんな末端構成員が知ってたら、極秘でも何でもない。
ぐるりと周囲を見渡し、他の構成員の心を読んで確認してみたところ。
ここにいる全員、この極秘任務の内容を知らないようだ。
ふむ。
じゃああとは、自分で調べるしかなさそうだ。
これ以上不審なことを聞いてしまったら、「deceive me」の指示に反する恐れもある。
しかし、午後からか。
現在の時刻は、まだかろうじて午前だ。
遅刻せずに済んで良かった。
「そうでしたか。いえ、ちょっと気になっただけです」
「は、そうですか…」
だから、そんなに不審がらなくても大丈夫です。
…おっと、ついでに。
さっきの情報を、もう少し詳しく。
「ルレイアさんとルルシーさんは、今どちらに?」
僕、今日その人達と極秘任務に出かけるんだろう?
パーティーの仲間は、確認しておかなくては。
誰なのかは知らないけど、いかにも強そうな名前だ。
お偉い人なのだろうか。
「お二人は…いつも通り、ルルシーさんの執務室にいらっしゃると思いますが…」
「そうですか…。分かりました」
執務室…執務室ね。
こんな広くて巨大なビルの中で、目的の一室を探すのは、骨が折れそうだ。
通りすがりのモブの皆さんに聞きながら、何とか辿り着くとしよう。
僕はひらひらと手を振ってそう言った。
こうやって、すぐ調子に乗るスタイル。
「それよりお兄さん、ちょっと聞きたいことがあるんですが、良いですか?」
近くにいた強面のお兄さんに、そう言って声をかける。
「はっ、何でしょう?」
「…僕の今日の仕事って、何でしたっけ?」
「え?」
いや、そんな首を傾げないでください。
別に記憶喪失になった訳じゃないから。
「僕、今日何か予定入ってましたよね?」
裏切り者の粛清、ってセカイお姉ちゃんは言ってたけど。
もう少し、具体的な情報が欲しい。
「は、はぁ…。確かルーチェスさんは今日、午後から、ルレイアさんとルルシーさんを合わせて、極秘の任務に出掛けられるとか…」
「極秘の任務?」
「も、申し訳ありませんが…それ以上のことは、自分も…」
ご存知ない、と。
そりゃそうか。極秘の任務なのに、こんな末端構成員が知ってたら、極秘でも何でもない。
ぐるりと周囲を見渡し、他の構成員の心を読んで確認してみたところ。
ここにいる全員、この極秘任務の内容を知らないようだ。
ふむ。
じゃああとは、自分で調べるしかなさそうだ。
これ以上不審なことを聞いてしまったら、「deceive me」の指示に反する恐れもある。
しかし、午後からか。
現在の時刻は、まだかろうじて午前だ。
遅刻せずに済んで良かった。
「そうでしたか。いえ、ちょっと気になっただけです」
「は、そうですか…」
だから、そんなに不審がらなくても大丈夫です。
…おっと、ついでに。
さっきの情報を、もう少し詳しく。
「ルレイアさんとルルシーさんは、今どちらに?」
僕、今日その人達と極秘任務に出かけるんだろう?
パーティーの仲間は、確認しておかなくては。
誰なのかは知らないけど、いかにも強そうな名前だ。
お偉い人なのだろうか。
「お二人は…いつも通り、ルルシーさんの執務室にいらっしゃると思いますが…」
「そうですか…。分かりました」
執務室…執務室ね。
こんな広くて巨大なビルの中で、目的の一室を探すのは、骨が折れそうだ。
通りすがりのモブの皆さんに聞きながら、何とか辿り着くとしよう。


