――――――…僕達が見た、謎の黒い影の正体も気になるけど。
「…うーん…」
「?どうしたの?」
最初に黒い影を見た夜からずっと、『八千歳』は難しい顔をしたままだ。
なかなかお化けが捕まえられないから、そのせいだと思っていた。
…しかし。
「ねぇ、ここだけの話なんだけどさー」
「何?」
「最近、学院長せんせーの様子、おかしくない?」
「…え?」
お化けの話、じゃなくて?
学院長の話?
しかも、様子がおかしいって…。
…学院長の様子…。
「…何かおかしい?」
お化けに過剰に怯えてるみたいで、そういう意味では、いつもとは様子が違うけど。
でも多分、『八千歳』が言いたいのは、そういうことじゃないんだろう。
少なくとも僕の目から見ると、特に様子がおかしいようには見えないけど…。
すると。
「だよね。俺もおかしいようには見えない」
…そうなんだ。
じゃあ、何でおかしいかどうか聞いたんだろう。
「でも、最近…糸で『聞き込み』してたら、どうも妙な噂が聞こえてきてねー」
「妙な噂?…それが、学院長の様子がおかしいってこと?」
「そーなんだよ。学院長せんせーが、最近変なんじゃないかって、生徒の間で噂になってる」
…そうなんだ。
そういえば、昼間…クラスの誰かが話してた気がする。
学院長が、最近変だって。
最近、お化けのせいで挙動不審になってるから、それで様子が変なんだろうと思って…あのときは聞き流してたけど。
「お化けのせいだけじゃないの?」
「そーだね。最近、人が変わったように…真面目になった、って言われてる」
…真面目…。
真面目な学院長か…。
「…それは気持ち悪いね」
「でしょ?気持ち悪いんだよ」
学院長が、学院長じゃないみたいだ。
やっぱり、学院長にはいつもの学院長でいてもらいたい。
「お化け騒ぎのせいで、情緒が不安定なのかな?」
「どーなんだろ…?」
うーん、と二人で首を傾げる。
「…とりあえず、様子見に行ってみよっか」
「うん」
学院長の様子がおかしいっていう、その噂が本当なのか。
確かめてみないことには、分からない。
「…うーん…」
「?どうしたの?」
最初に黒い影を見た夜からずっと、『八千歳』は難しい顔をしたままだ。
なかなかお化けが捕まえられないから、そのせいだと思っていた。
…しかし。
「ねぇ、ここだけの話なんだけどさー」
「何?」
「最近、学院長せんせーの様子、おかしくない?」
「…え?」
お化けの話、じゃなくて?
学院長の話?
しかも、様子がおかしいって…。
…学院長の様子…。
「…何かおかしい?」
お化けに過剰に怯えてるみたいで、そういう意味では、いつもとは様子が違うけど。
でも多分、『八千歳』が言いたいのは、そういうことじゃないんだろう。
少なくとも僕の目から見ると、特に様子がおかしいようには見えないけど…。
すると。
「だよね。俺もおかしいようには見えない」
…そうなんだ。
じゃあ、何でおかしいかどうか聞いたんだろう。
「でも、最近…糸で『聞き込み』してたら、どうも妙な噂が聞こえてきてねー」
「妙な噂?…それが、学院長の様子がおかしいってこと?」
「そーなんだよ。学院長せんせーが、最近変なんじゃないかって、生徒の間で噂になってる」
…そうなんだ。
そういえば、昼間…クラスの誰かが話してた気がする。
学院長が、最近変だって。
最近、お化けのせいで挙動不審になってるから、それで様子が変なんだろうと思って…あのときは聞き流してたけど。
「お化けのせいだけじゃないの?」
「そーだね。最近、人が変わったように…真面目になった、って言われてる」
…真面目…。
真面目な学院長か…。
「…それは気持ち悪いね」
「でしょ?気持ち悪いんだよ」
学院長が、学院長じゃないみたいだ。
やっぱり、学院長にはいつもの学院長でいてもらいたい。
「お化け騒ぎのせいで、情緒が不安定なのかな?」
「どーなんだろ…?」
うーん、と二人で首を傾げる。
「…とりあえず、様子見に行ってみよっか」
「うん」
学院長の様子がおかしいっていう、その噂が本当なのか。
確かめてみないことには、分からない。


