…一時間後。
「うわぁ〜…。ルーチェス君、良い匂い」
「はい、出来ましたよ。フレンチトースト」
僕は焼けたばかりのフレンチトーストを、フライ返しを使ってセカイお姉ちゃんのお皿に乗せた。
即席で作ったにしては、我ながら自信作。
メープルシロップたっぷりの、ふわとろフレンチトーストである。
学院長だったら、飛びついてるだろうな。
「食べて良い?ねぇ食べて良い?」
「良いですよ、どうぞ」
「わーい。いただきまーす」
フォークでフレンチトーストを切り分け、ぱくっと一口。
途端に、セカイお姉ちゃんの顔に満面の笑みが広がった。
素晴らしい。
僕は、この笑顔を見る為に生きていると言っても、過言ではない。
まぁ、今目の前にいるのは僕の恋人本人じゃなくて、ただのそっくりさんなんだけど。
「ん〜!おいし〜!」
「それは良かった」
「さすがルーチェス君!よっ、天才!我が家の主夫!」
お褒めに預かり光栄です。
やっぱり、この家では僕が主夫なんですね。
そんなことだろうと思った。
リリスも、料理は壊滅的に下手くそだからな。
このセカイお姉ちゃんも、リリスの料理の腕に負けず劣らずだった。
底辺の争いしてるよ。
先程、僕はセカイお姉ちゃん作の消し炭目玉焼きを口にしたが。
正直、その後のことはよく覚えていない。
口に入れた瞬間に、あまりの不味さに脳みそがショートしたらしい。
この場合、覚えていないということは、とても幸せなことなのかもしれない。
とりあえず、人間の食べるものではなかったのは確かだ。
生でも食べられる食材を使って、あれほど不味いものを作り上げるとは…。
セカイお姉ちゃんって、むしろ別の意味で才能があるのでは?
さすが僕の嫁。可能性の塊ですよ。
まぁ、危うく僕…死にかけたんですけどね。
大丈夫ですよ。僕不死身なんで。
不死身じゃなかったら死んでると思うけど。
で、意識を取り戻したのが15分ほど前。
空気の美味しさというものを再確認しつつ、僕はセカイお姉ちゃん作の消し炭朝ご飯を、心苦しいながら全部破棄。
代わりに、有り合わせの材料でフレンチトーストを作ってみた。
そして、現在に至る。
「うわぁ〜…。ルーチェス君、良い匂い」
「はい、出来ましたよ。フレンチトースト」
僕は焼けたばかりのフレンチトーストを、フライ返しを使ってセカイお姉ちゃんのお皿に乗せた。
即席で作ったにしては、我ながら自信作。
メープルシロップたっぷりの、ふわとろフレンチトーストである。
学院長だったら、飛びついてるだろうな。
「食べて良い?ねぇ食べて良い?」
「良いですよ、どうぞ」
「わーい。いただきまーす」
フォークでフレンチトーストを切り分け、ぱくっと一口。
途端に、セカイお姉ちゃんの顔に満面の笑みが広がった。
素晴らしい。
僕は、この笑顔を見る為に生きていると言っても、過言ではない。
まぁ、今目の前にいるのは僕の恋人本人じゃなくて、ただのそっくりさんなんだけど。
「ん〜!おいし〜!」
「それは良かった」
「さすがルーチェス君!よっ、天才!我が家の主夫!」
お褒めに預かり光栄です。
やっぱり、この家では僕が主夫なんですね。
そんなことだろうと思った。
リリスも、料理は壊滅的に下手くそだからな。
このセカイお姉ちゃんも、リリスの料理の腕に負けず劣らずだった。
底辺の争いしてるよ。
先程、僕はセカイお姉ちゃん作の消し炭目玉焼きを口にしたが。
正直、その後のことはよく覚えていない。
口に入れた瞬間に、あまりの不味さに脳みそがショートしたらしい。
この場合、覚えていないということは、とても幸せなことなのかもしれない。
とりあえず、人間の食べるものではなかったのは確かだ。
生でも食べられる食材を使って、あれほど不味いものを作り上げるとは…。
セカイお姉ちゃんって、むしろ別の意味で才能があるのでは?
さすが僕の嫁。可能性の塊ですよ。
まぁ、危うく僕…死にかけたんですけどね。
大丈夫ですよ。僕不死身なんで。
不死身じゃなかったら死んでると思うけど。
で、意識を取り戻したのが15分ほど前。
空気の美味しさというものを再確認しつつ、僕はセカイお姉ちゃん作の消し炭朝ご飯を、心苦しいながら全部破棄。
代わりに、有り合わせの材料でフレンチトーストを作ってみた。
そして、現在に至る。


