何だか怪しい気配がするから、このままフェードアウトしたい気分なのだが…。
…さすがに、そうは行かないか。
分かりましたよ。見に行きますよ。
僕は意を決して、寝室らしきその部屋から出た。
廊下に出ると、焦げ臭い匂いが一層強くなった。
しかし…何かが燃えているという訳ではなさそうだ。
それは安心した。
どうやら匂いの根源は、この先にあるキッチンにあるようだ。
廊下を抜けると、広々としたダイニングキッチンに辿り着いた。
ダイニングテーブルの上には、丸焦げのトーストと、丸焦げの目玉焼き…らしきものと、丸焦げの炭の盛り合わせが乗っていた。
成程、知ってますよ。消し炭フルコースですよね。
たまに食べたくなるときありますよねー。分かる分かる。
…しかし、そのときの僕は、消し炭まみれのテーブルに注意を払っている余裕はなかった。
そんなことはどうでも良かった。
僕はただ、目の前にいる人物に、驚きのあまり言葉が出なかった。
「あっ、ルーチェス君。おっはよ〜!」
天真爛漫な笑顔でこちらを見る、その人物は。
僕が誰よりもよく知っている…僕が誰よりも愛している…その人と、全く同じ顔をしていた。
「…リリス…?」
呆然と、僕はその名前を呟いた。
…さすがに、そうは行かないか。
分かりましたよ。見に行きますよ。
僕は意を決して、寝室らしきその部屋から出た。
廊下に出ると、焦げ臭い匂いが一層強くなった。
しかし…何かが燃えているという訳ではなさそうだ。
それは安心した。
どうやら匂いの根源は、この先にあるキッチンにあるようだ。
廊下を抜けると、広々としたダイニングキッチンに辿り着いた。
ダイニングテーブルの上には、丸焦げのトーストと、丸焦げの目玉焼き…らしきものと、丸焦げの炭の盛り合わせが乗っていた。
成程、知ってますよ。消し炭フルコースですよね。
たまに食べたくなるときありますよねー。分かる分かる。
…しかし、そのときの僕は、消し炭まみれのテーブルに注意を払っている余裕はなかった。
そんなことはどうでも良かった。
僕はただ、目の前にいる人物に、驚きのあまり言葉が出なかった。
「あっ、ルーチェス君。おっはよ〜!」
天真爛漫な笑顔でこちらを見る、その人物は。
僕が誰よりもよく知っている…僕が誰よりも愛している…その人と、全く同じ顔をしていた。
「…リリス…?」
呆然と、僕はその名前を呟いた。


