『八千歳』の指導のもと。
僕達は時間をかけて、ぺたぺたと白い花に色を塗っていった。
最初は慣れなかったけど、途中から段々、作業ペースが早くなってきた。
やってみると、案外楽しいものだね。
何だか塗り絵みたい。
「よし…こんなものかな」
これまた、家の修繕やゴミ拾いと同じく、三時間きっかりで。
無事、全ての花の色塗りが完了した。
頑張ったね。
『八千歳』が指導してくれたから、これでも早く終わった方だよ。
『八千歳』の指示がなかったら、多分もっと時間かかってたと思う。
「ちぐはぐだけど、なかなか綺麗だね」
「うん。ツキナにも見せてあげたいよ」
そうだね。喜びそう。
…まぁ、ペンキで色塗ってるだけなんだけど。
今更ながら、ペンキなんかで色を塗って、この花、大丈夫なのかな?
元々ここは不思議な世界だから、多分大丈夫だろう。
…すると。
「おっ、無事に終わったようだな」
サボっていた庭師のお兄さんが、今更戻ってきた。
「まだ終わってなかったら手伝おうと思ったんだが…ちゃんと二人だけで終わらせたんだな」
手伝うつもりなら、もっと早く帰ってきてくれれば良かったのに。
白々しい。
「よし、よくやったお前達。この働きに免じて…公爵夫人に言いつけるのは、よしてやろう」
「…」
…何、その上から目線。
君がサボってたこと、僕達が公爵夫人に言いつけても良いんだよ。
しかし。
「…ところでお兄さん。君、白ウサギの居場所知らない?」
「白ウサギ?」
「僕達、白ウサギを探してるんだ」
「それから、お茶会の招待状もね」
と、僕達は説明した。
すると。
「白ウサギなら、さっきりんごの木に上って、昼寝してるところを見たぞ」
…お?
「それと…招待状かどうかは分からないが、白ウサギの上着のポケットに、封筒みたいなものが入ってたな…」
…おぉ?
何だか、凄く有益な情報。
その情報に免じて、僕達も公爵夫人に言いつけるのは勘弁してあげるよ。
「分かった。探してみるよ」
「あぁ、りんごの木は裏庭にある。行ってみると良い」
「うん」
ウサギが寝てるなら、丁度良い。
「…『八千歳』、仕掛けよう」
「うん。ぜっこーのチャンスだね」
さっき、いちごミルフィーユ村のおばさんからもらった、この切り札。
これを使う、またとない機会だ。
僕達は時間をかけて、ぺたぺたと白い花に色を塗っていった。
最初は慣れなかったけど、途中から段々、作業ペースが早くなってきた。
やってみると、案外楽しいものだね。
何だか塗り絵みたい。
「よし…こんなものかな」
これまた、家の修繕やゴミ拾いと同じく、三時間きっかりで。
無事、全ての花の色塗りが完了した。
頑張ったね。
『八千歳』が指導してくれたから、これでも早く終わった方だよ。
『八千歳』の指示がなかったら、多分もっと時間かかってたと思う。
「ちぐはぐだけど、なかなか綺麗だね」
「うん。ツキナにも見せてあげたいよ」
そうだね。喜びそう。
…まぁ、ペンキで色塗ってるだけなんだけど。
今更ながら、ペンキなんかで色を塗って、この花、大丈夫なのかな?
元々ここは不思議な世界だから、多分大丈夫だろう。
…すると。
「おっ、無事に終わったようだな」
サボっていた庭師のお兄さんが、今更戻ってきた。
「まだ終わってなかったら手伝おうと思ったんだが…ちゃんと二人だけで終わらせたんだな」
手伝うつもりなら、もっと早く帰ってきてくれれば良かったのに。
白々しい。
「よし、よくやったお前達。この働きに免じて…公爵夫人に言いつけるのは、よしてやろう」
「…」
…何、その上から目線。
君がサボってたこと、僕達が公爵夫人に言いつけても良いんだよ。
しかし。
「…ところでお兄さん。君、白ウサギの居場所知らない?」
「白ウサギ?」
「僕達、白ウサギを探してるんだ」
「それから、お茶会の招待状もね」
と、僕達は説明した。
すると。
「白ウサギなら、さっきりんごの木に上って、昼寝してるところを見たぞ」
…お?
「それと…招待状かどうかは分からないが、白ウサギの上着のポケットに、封筒みたいなものが入ってたな…」
…おぉ?
何だか、凄く有益な情報。
その情報に免じて、僕達も公爵夫人に言いつけるのは勘弁してあげるよ。
「分かった。探してみるよ」
「あぁ、りんごの木は裏庭にある。行ってみると良い」
「うん」
ウサギが寝てるなら、丁度良い。
「…『八千歳』、仕掛けよう」
「うん。ぜっこーのチャンスだね」
さっき、いちごミルフィーユ村のおばさんからもらった、この切り札。
これを使う、またとない機会だ。


