「どうも、黒い影とやらが出没する箇所は、第二稽古場だけではないようですよ」
と、ナジュが言った。
何?
「色んな場所が噂になってるんですよ。第二稽古場だけじゃなくて、食堂、図書室、実習室、教室、階段…。果ては職員室付近で見たって噂もあるみたいですね」
「そ、そんなに…?職員室にまで出るのか…?」
そこまで色んな場所に出てきてるなら、もう、校内何処にいても不思議じゃないな。
「俺も糸魔法使って、色んな生徒が話してるのを盗み聞きしたけどさー」
盗み聞きはやめろよ。
いや、勝手に人の心を読むのもアウトだけどさ。
「どうも、一箇所に定まらないんだよね。色んなところで目撃情報が出てる。校内に安全地帯はないね」
マジかよ。
じゃあ、もしかして…。
「はい。学院長室にも、目撃情報があるみたいですよ」
まさかと思った俺の心を読んで、ナジュがそう言った。
「えぇぇぇぇ!」
勿論、今叫んだのはシルナである。
「盛り塩!盛り塩、盛り塩!」
必死になって、学院長室の四隅に塩を置いていた。
まぁ、あれだ。
あくまで噂になってるってだけで、本当に学院長室に、あの黒い影が出てきたのかというと…それは不明だな。
むしろ、噂になっていない場所を探す方が難しいくらいだし。
すぐりの言う通り、安全地帯はないと思った方が良い。
「実際俺達が見たのも、第二稽古場じゃなくて…正しくは、第二稽古場の渡り廊下だったもんな」
第二稽古場に限らず、黒い影の出現ポイントは、校舎内なら何処でも、ってことなんだろう。
恐ろしいことに。
盛り塩ぐらいで、どうにかなるのかは分からないな。
校舎の四隅に盛り塩をすれば、効果はあるんだろうか?
「何処に出てくるのか分からないんじゃ、何処に罠を仕掛ければ良いのかも分からないや…」
と、難しい顔の令月である。
幽霊って、そんな獣みたいに罠で仕留めるものだっけ?
まぁ良いか。
「出現する場所もそうですが、出現する条件や対象も見つけなくては」
「条件か…。そんなのあるのか?」
「分かりませんね。とにかく、再び会ってみないことには分かりません」
盛り塩が効くのかどうかも、試してみなければ分からないな。
「深夜のパトロールは継続。生徒達には、何も心配せず、目の前の授業に集中するよう伝えよう」
「…学院長がこれほど狼狽えてるんじゃ、集中するものも集中出来ませんけどね」
生徒の手本となるべき学院長が、生徒よりも、誰よりもビビりまくってんだもんな。
その分、俺達が代わりにしっかりしよう。
と、ナジュが言った。
何?
「色んな場所が噂になってるんですよ。第二稽古場だけじゃなくて、食堂、図書室、実習室、教室、階段…。果ては職員室付近で見たって噂もあるみたいですね」
「そ、そんなに…?職員室にまで出るのか…?」
そこまで色んな場所に出てきてるなら、もう、校内何処にいても不思議じゃないな。
「俺も糸魔法使って、色んな生徒が話してるのを盗み聞きしたけどさー」
盗み聞きはやめろよ。
いや、勝手に人の心を読むのもアウトだけどさ。
「どうも、一箇所に定まらないんだよね。色んなところで目撃情報が出てる。校内に安全地帯はないね」
マジかよ。
じゃあ、もしかして…。
「はい。学院長室にも、目撃情報があるみたいですよ」
まさかと思った俺の心を読んで、ナジュがそう言った。
「えぇぇぇぇ!」
勿論、今叫んだのはシルナである。
「盛り塩!盛り塩、盛り塩!」
必死になって、学院長室の四隅に塩を置いていた。
まぁ、あれだ。
あくまで噂になってるってだけで、本当に学院長室に、あの黒い影が出てきたのかというと…それは不明だな。
むしろ、噂になっていない場所を探す方が難しいくらいだし。
すぐりの言う通り、安全地帯はないと思った方が良い。
「実際俺達が見たのも、第二稽古場じゃなくて…正しくは、第二稽古場の渡り廊下だったもんな」
第二稽古場に限らず、黒い影の出現ポイントは、校舎内なら何処でも、ってことなんだろう。
恐ろしいことに。
盛り塩ぐらいで、どうにかなるのかは分からないな。
校舎の四隅に盛り塩をすれば、効果はあるんだろうか?
「何処に出てくるのか分からないんじゃ、何処に罠を仕掛ければ良いのかも分からないや…」
と、難しい顔の令月である。
幽霊って、そんな獣みたいに罠で仕留めるものだっけ?
まぁ良いか。
「出現する場所もそうですが、出現する条件や対象も見つけなくては」
「条件か…。そんなのあるのか?」
「分かりませんね。とにかく、再び会ってみないことには分かりません」
盛り塩が効くのかどうかも、試してみなければ分からないな。
「深夜のパトロールは継続。生徒達には、何も心配せず、目の前の授業に集中するよう伝えよう」
「…学院長がこれほど狼狽えてるんじゃ、集中するものも集中出来ませんけどね」
生徒の手本となるべき学院長が、生徒よりも、誰よりもビビりまくってんだもんな。
その分、俺達が代わりにしっかりしよう。


