もうこの時点で、凄く嫌な予感。
「誰なんだお前達は?一体どうやってここに入ってきた!?」
「…」
…それは…。
…ちょっと、話すと長くなるんだけど。
説明するの面倒だから、何も聞かないでもらえないかな。
「しかも…勝手に入ってきた上に、ペンキをひっくり返して!」
「いや、それは僕達じゃなくて…」
犯人は白ウサギだよ。僕は見た。
しかし。
「何を言い訳してるんだ。ここにいるのはお前達だけだぞ?お前達以外の誰やったって言うんだ!」
「いや、だから、それは…」
「全くけしからんガキ共め。ここを何処だと思ってる?公爵夫人のお庭だぞ!自分達が何をしたのか分かってるのか!?」
だから、それは白ウサギに言ってよ。
不法侵入については弁解の余地もないけど、ペンキをひっくり返した罪まで背負うつもりはないよ。
しかし、庭師らしきお兄さんは、全く聞く耳を持たない。
この世界の人達の欠点は、怒り出すと人の話を全く聞かなくなるところだな。
「俺が公爵夫人に報告したら、お前達は一巻の終わりだぞ!」
「…一巻の終わりって、何をされるの?」
「そんなの決まってるだろう。公爵夫人の前に引っ立てられて…」
そこで、打ち首獄門?
「…三日間、厨房に閉じ込められて、ミルフィーユを作らされるんだからな!」
意外と大したことのない罰だった。
そのくらいなら、いくらでもやってあげるよ。
何?その、罰になりそうで、実は全然罰になりそうもない、中途半端な罰は。
しかし。
制限時間に追われる僕達にとっては、例え三日間であっても、時間を取られるのは望ましくない。
「分かった、分かったよ。悪かったよ」
『八千歳』もそれを察して、言い訳をせずに素直に認めた。
僕達じゃないんだけどね。ペンキを溢したのは。
「謝るから、公爵夫人に言いつけるのはやめてくれないかな」
と、頼むと。
「よし、良いだろう…。じゃあその代わりに、お前達が汚した花壇の花を、自分達で綺麗にするんだ」
え?
「それから、庭中の花に色を塗ること!これがお前達への罰だ」
…やっぱり公爵夫人に言いつけて良いよ、と言ってしまいそうになった。
結局、やっぱり面倒臭いことに発展している。
…この広い庭の花、全てにペンキを塗れと?
いくらかはもう色を塗ってあるけど、まだほとんどが白いままだ。
これを全部塗ってたら、それなりの時間が、かかりそうだ。
まぁ、三日間ミルフィーユの刑よりはマシだけど…。
「ペンキはここ、エプロンとハケはここにある」
庭師のお兄さんは、僕達の返事も聞かず、テキパキと指示を始めた。
「その間、俺は出掛けてくるからな。お前達、サボらずに仕事するんだぞ!」
自分はサボる癖に、人にはサボるなと言うのか。
こんな大人にはなりたくないなぁ。
「…この庭師こそ、公爵夫人に言いつけるべきなんじゃない?」
「確かに…」
ミルフィーユの刑、受けるべきなのは君なんじゃないかな。
現状僕達に、他に選択肢はないから…従うしかないけどさ。
「誰なんだお前達は?一体どうやってここに入ってきた!?」
「…」
…それは…。
…ちょっと、話すと長くなるんだけど。
説明するの面倒だから、何も聞かないでもらえないかな。
「しかも…勝手に入ってきた上に、ペンキをひっくり返して!」
「いや、それは僕達じゃなくて…」
犯人は白ウサギだよ。僕は見た。
しかし。
「何を言い訳してるんだ。ここにいるのはお前達だけだぞ?お前達以外の誰やったって言うんだ!」
「いや、だから、それは…」
「全くけしからんガキ共め。ここを何処だと思ってる?公爵夫人のお庭だぞ!自分達が何をしたのか分かってるのか!?」
だから、それは白ウサギに言ってよ。
不法侵入については弁解の余地もないけど、ペンキをひっくり返した罪まで背負うつもりはないよ。
しかし、庭師らしきお兄さんは、全く聞く耳を持たない。
この世界の人達の欠点は、怒り出すと人の話を全く聞かなくなるところだな。
「俺が公爵夫人に報告したら、お前達は一巻の終わりだぞ!」
「…一巻の終わりって、何をされるの?」
「そんなの決まってるだろう。公爵夫人の前に引っ立てられて…」
そこで、打ち首獄門?
「…三日間、厨房に閉じ込められて、ミルフィーユを作らされるんだからな!」
意外と大したことのない罰だった。
そのくらいなら、いくらでもやってあげるよ。
何?その、罰になりそうで、実は全然罰になりそうもない、中途半端な罰は。
しかし。
制限時間に追われる僕達にとっては、例え三日間であっても、時間を取られるのは望ましくない。
「分かった、分かったよ。悪かったよ」
『八千歳』もそれを察して、言い訳をせずに素直に認めた。
僕達じゃないんだけどね。ペンキを溢したのは。
「謝るから、公爵夫人に言いつけるのはやめてくれないかな」
と、頼むと。
「よし、良いだろう…。じゃあその代わりに、お前達が汚した花壇の花を、自分達で綺麗にするんだ」
え?
「それから、庭中の花に色を塗ること!これがお前達への罰だ」
…やっぱり公爵夫人に言いつけて良いよ、と言ってしまいそうになった。
結局、やっぱり面倒臭いことに発展している。
…この広い庭の花、全てにペンキを塗れと?
いくらかはもう色を塗ってあるけど、まだほとんどが白いままだ。
これを全部塗ってたら、それなりの時間が、かかりそうだ。
まぁ、三日間ミルフィーユの刑よりはマシだけど…。
「ペンキはここ、エプロンとハケはここにある」
庭師のお兄さんは、僕達の返事も聞かず、テキパキと指示を始めた。
「その間、俺は出掛けてくるからな。お前達、サボらずに仕事するんだぞ!」
自分はサボる癖に、人にはサボるなと言うのか。
こんな大人にはなりたくないなぁ。
「…この庭師こそ、公爵夫人に言いつけるべきなんじゃない?」
「確かに…」
ミルフィーユの刑、受けるべきなのは君なんじゃないかな。
現状僕達に、他に選択肢はないから…従うしかないけどさ。


