このような成り行きで。
僕と『八千歳』は、二人でいちごミルフィーユ村を掃除することになった。
さっきは家を直して、今度は村を掃除して。
今日はよく働いたなぁ。
いや、まだまだ終わってないんだけど…。
しかもこの掃除は、普通の掃除ではない。
「ほらっ、そこにもゴミが落ちてるよ。残らず全部拾うんだよ。ほらっ、あそこにも」
「…」
おばさんが口うるさく指示を出す、その指差す先には。
ゴミ…と呼ぶには、あまりに勿体ないものが落っこちていた。
宝石である。
やっぱりこのおばさん、宝石をゴミだと思ってるんだ。
もしかして、ちょっと頭が弱い人?
これをゴミとして拾い、処分するのは、気が引けるんだけど。
ルーデュニア聖王国では、宝石はゴミ扱いなの?
それとも、このおばさん限定…?
内心首を傾げていると、そのとき。
「うわっ。まーたゴミだらけだ!」
通りすがりの、村人のお兄さんが足を止めた。
「ちょっと!お前達、掃除をしているなら丁度良い。うちの前のゴミも片付けておいてくれ!」
そして、勝手なことを僕達に指示していった。
自分の家の前くらい、自分で掃除してよ。
何で、ついで感覚で僕達に頼むんだろう。
しかも案の定、彼の家に散らばる「ゴミ」というのは…やっぱり、キラキラ光る宝石だった。
成程、あのお兄さんも、宝石をゴミだと認識してるんだ。
このおばさんだけが、頭おかしかった訳じゃないんだね。
やっぱり、宝石がゴミになるのは、この世界限定の価値観なのかもしれない。
と言うか、何処から運ばれてきたんだろう、この宝石。
ゴミとして捨てられるなんて、宝石としても納得行かないだろうに。
「ほら、きびきび働くんだよ。さもないとこの村から出さないからね!」
「…はいはい、分かったよ、もー…」
口を尖らせて、『八千歳』はホウキを動かした。
…仕方ないね。こうなったからには。
じゃあ、僕も頑張るとしよう。
手分けして作業すれば、きっとすぐに終わるよ。
僕は宝石をホウキでかき集め。
村中のゴミ拾い…ならぬ、宝石拾いを始めた。
宝石拾い…か。
何だか、凄く贅沢なことをしている気分である。
僕と『八千歳』は、二人でいちごミルフィーユ村を掃除することになった。
さっきは家を直して、今度は村を掃除して。
今日はよく働いたなぁ。
いや、まだまだ終わってないんだけど…。
しかもこの掃除は、普通の掃除ではない。
「ほらっ、そこにもゴミが落ちてるよ。残らず全部拾うんだよ。ほらっ、あそこにも」
「…」
おばさんが口うるさく指示を出す、その指差す先には。
ゴミ…と呼ぶには、あまりに勿体ないものが落っこちていた。
宝石である。
やっぱりこのおばさん、宝石をゴミだと思ってるんだ。
もしかして、ちょっと頭が弱い人?
これをゴミとして拾い、処分するのは、気が引けるんだけど。
ルーデュニア聖王国では、宝石はゴミ扱いなの?
それとも、このおばさん限定…?
内心首を傾げていると、そのとき。
「うわっ。まーたゴミだらけだ!」
通りすがりの、村人のお兄さんが足を止めた。
「ちょっと!お前達、掃除をしているなら丁度良い。うちの前のゴミも片付けておいてくれ!」
そして、勝手なことを僕達に指示していった。
自分の家の前くらい、自分で掃除してよ。
何で、ついで感覚で僕達に頼むんだろう。
しかも案の定、彼の家に散らばる「ゴミ」というのは…やっぱり、キラキラ光る宝石だった。
成程、あのお兄さんも、宝石をゴミだと認識してるんだ。
このおばさんだけが、頭おかしかった訳じゃないんだね。
やっぱり、宝石がゴミになるのは、この世界限定の価値観なのかもしれない。
と言うか、何処から運ばれてきたんだろう、この宝石。
ゴミとして捨てられるなんて、宝石としても納得行かないだろうに。
「ほら、きびきび働くんだよ。さもないとこの村から出さないからね!」
「…はいはい、分かったよ、もー…」
口を尖らせて、『八千歳』はホウキを動かした。
…仕方ないね。こうなったからには。
じゃあ、僕も頑張るとしよう。
手分けして作業すれば、きっとすぐに終わるよ。
僕は宝石をホウキでかき集め。
村中のゴミ拾い…ならぬ、宝石拾いを始めた。
宝石拾い…か。
何だか、凄く贅沢なことをしている気分である。


