ここ、いちごミルフィーユ村って言うんだ。
美味しそうな村だね。
ミルフィーユの丘にある、いちごミルフィーユ村かぁ。
もしかして、他にも別の村があるんだろうか。
りんごミルフィーユ村とか。チョコミルフィーユ村とか。
ここいら一帯、ミルフィーユ村落か。
面白いね。
で、このおばさん、今何て言った?
「ホウキとちりとりを持って、村中掃除して回りなさい!」
…。
…だって。
「…どうしよう、『八千歳』…。何だか面倒なことになってきた」
「本当だよ。掃除なんて、ツキナの手伝いだけで充分だよ」
確かに。
しかし、いちごミルフィーユ村のおばさんは、強引に僕達に、ゴミ袋と竹箒を押し付けてきた。
どうしよう。迷惑だ。
「そんなことより、僕、白ウサギを探して…」
「そーだよ。ついでに、お茶会の招待状とやらを…」
「話があるなら、掃除の後にするんだね。とにかく、あんた達が汚した場所を綺麗にしないことには、口を利かないよ!」
どうしよう。横暴だ。
「…」
「…」
僕と『八千歳』は、互いに顔を見合わせた。
言葉を交わさずとも、お互い考えていることは分かる。
僕達の取れる選択肢は二つある。
一つ目。このおばさんの戯言を無視し、ホウキを叩き折り、ちりとりを放り投げ。
ついでに、おばさんの首筋に小刀を当て。
尋問し、拷問して、白ウサギと招待状に関する情報を吐かせる。
実にシンプルで、そして僕達にとっては至って簡単な方法だ。
ついつい、この慣れたやり方で良いんじゃないかと思ってしまうが…。
「…」
僕は、再び『八千歳』の顔を見つめた。
『八千歳』もまた、無言で僕をじっと見つめていた。
考えていることは、お互い同じだ。
…この世界には、この世界の常識がある。
僕達のやり方は通用しない。
手っ取り早く、暗殺者流に事を解決したいところだが…。
恐らくこの世界で、そのやり方は通用しないだろう。
…仕方がない。
なら、二つ目の選択肢を選ぶしかない。
…え?二つ目は何だって?
そんなの決まってる。
「…分かった。やるよ」
大人しく全てを受け入れて、おばさんの言う通り、村中を掃除する。
これが、二つ目の選択肢だ。
そして、この方法が…今回の場合は、最も手っ取り早い方法なのだろう。
美味しそうな村だね。
ミルフィーユの丘にある、いちごミルフィーユ村かぁ。
もしかして、他にも別の村があるんだろうか。
りんごミルフィーユ村とか。チョコミルフィーユ村とか。
ここいら一帯、ミルフィーユ村落か。
面白いね。
で、このおばさん、今何て言った?
「ホウキとちりとりを持って、村中掃除して回りなさい!」
…。
…だって。
「…どうしよう、『八千歳』…。何だか面倒なことになってきた」
「本当だよ。掃除なんて、ツキナの手伝いだけで充分だよ」
確かに。
しかし、いちごミルフィーユ村のおばさんは、強引に僕達に、ゴミ袋と竹箒を押し付けてきた。
どうしよう。迷惑だ。
「そんなことより、僕、白ウサギを探して…」
「そーだよ。ついでに、お茶会の招待状とやらを…」
「話があるなら、掃除の後にするんだね。とにかく、あんた達が汚した場所を綺麗にしないことには、口を利かないよ!」
どうしよう。横暴だ。
「…」
「…」
僕と『八千歳』は、互いに顔を見合わせた。
言葉を交わさずとも、お互い考えていることは分かる。
僕達の取れる選択肢は二つある。
一つ目。このおばさんの戯言を無視し、ホウキを叩き折り、ちりとりを放り投げ。
ついでに、おばさんの首筋に小刀を当て。
尋問し、拷問して、白ウサギと招待状に関する情報を吐かせる。
実にシンプルで、そして僕達にとっては至って簡単な方法だ。
ついつい、この慣れたやり方で良いんじゃないかと思ってしまうが…。
「…」
僕は、再び『八千歳』の顔を見つめた。
『八千歳』もまた、無言で僕をじっと見つめていた。
考えていることは、お互い同じだ。
…この世界には、この世界の常識がある。
僕達のやり方は通用しない。
手っ取り早く、暗殺者流に事を解決したいところだが…。
恐らくこの世界で、そのやり方は通用しないだろう。
…仕方がない。
なら、二つ目の選択肢を選ぶしかない。
…え?二つ目は何だって?
そんなの決まってる。
「…分かった。やるよ」
大人しく全てを受け入れて、おばさんの言う通り、村中を掃除する。
これが、二つ目の選択肢だ。
そして、この方法が…今回の場合は、最も手っ取り早い方法なのだろう。


