「…消えちゃった…」

…これって…。

…満足したから消えた、ってこと?

つまり…僕はこの試練に合格したのだろうか?

「…あ」

三月ウサギさんが立っていた、その足元に。

例の青い封筒…お茶会の招待状…が落っこちていた。

僕は、その招待状を拾った。

…まさか、こんな風に招待状を入手することになるとは。

…本当に、不思議な世界だった。痛ましい世界だった。

だけど…後悔は何もなかった。






招待状を手にした僕を、青い光が包んだ。