何ですか、この兵隊。
身体がトランプなんですが。
これが、先程女王が言っていた、トランプの兵隊という奴か…。
いかにもメルヘンではあるけれど、これほど青ざめていたら、とてもメルヘンには見えない。
「ど、どうしたのですか?」
「大変です、女王様…!だ、ダイヤの国が…」
と、トランプ兵はおたおたしながら報告した。
報告くらい、冷静に行えないのか。
兵隊失格だ。
…ん?ダイヤの国?
ダイヤモンドが原産の国だろうか。
随分金持ちな国のような気がしますね。
「ダイヤの国が、どうしたと言うんです?」
「は、ハートの国に、せ、攻めてきたんです!」
トランプの兵隊は、顔を青ざめさせ、この世の終わりみたいな声でそう報告した。
…何ですって?
これには、ハートの女王も血の気が引いたようで。
愕然として、わなわなと震えていた。
「そ、そんな…!せ、攻めてきたって…」
「こ、国境を越えて…ダイヤの国の兵隊が攻めてきたんです。既に、国境近くの街がいくつも、ダイヤの国に占拠されて…!」
「な…なんてこと…!」
…。
侵略戦争という奴だろうか。
それはご愁傷様でしたね。
「ダイヤの国の軍隊は、少しずつ…この王都にも迫ってきています。じょ、女王様。どうにかしてください…!」
トランプ兵は、すっかり戦意喪失したように、女王に縋りついていた。
…何を馬鹿なことを。
あなたが片手に持っている、その槍は飾りですか。
戦いなさい。それでも兵隊ですか。
この女王あって、この兵隊ということなのかもしれない。
ほら、言ったでしょう?
上に立つ者が無能だと、組織全体が腐敗するんですよ。
そして、このような非常事態に陥ってもなお。
「あ、あ、あぁ…。ど、どうしましょう、どうしましょう…」
…出た。伝家の宝刀。
ハートの女王は、トランプ兵と一緒になって、頭を抱えていつもの口癖。
情けないことこの上ないですね。
身体がトランプなんですが。
これが、先程女王が言っていた、トランプの兵隊という奴か…。
いかにもメルヘンではあるけれど、これほど青ざめていたら、とてもメルヘンには見えない。
「ど、どうしたのですか?」
「大変です、女王様…!だ、ダイヤの国が…」
と、トランプ兵はおたおたしながら報告した。
報告くらい、冷静に行えないのか。
兵隊失格だ。
…ん?ダイヤの国?
ダイヤモンドが原産の国だろうか。
随分金持ちな国のような気がしますね。
「ダイヤの国が、どうしたと言うんです?」
「は、ハートの国に、せ、攻めてきたんです!」
トランプの兵隊は、顔を青ざめさせ、この世の終わりみたいな声でそう報告した。
…何ですって?
これには、ハートの女王も血の気が引いたようで。
愕然として、わなわなと震えていた。
「そ、そんな…!せ、攻めてきたって…」
「こ、国境を越えて…ダイヤの国の兵隊が攻めてきたんです。既に、国境近くの街がいくつも、ダイヤの国に占拠されて…!」
「な…なんてこと…!」
…。
侵略戦争という奴だろうか。
それはご愁傷様でしたね。
「ダイヤの国の軍隊は、少しずつ…この王都にも迫ってきています。じょ、女王様。どうにかしてください…!」
トランプ兵は、すっかり戦意喪失したように、女王に縋りついていた。
…何を馬鹿なことを。
あなたが片手に持っている、その槍は飾りですか。
戦いなさい。それでも兵隊ですか。
この女王あって、この兵隊ということなのかもしれない。
ほら、言ったでしょう?
上に立つ者が無能だと、組織全体が腐敗するんですよ。
そして、このような非常事態に陥ってもなお。
「あ、あ、あぁ…。ど、どうしましょう、どうしましょう…」
…出た。伝家の宝刀。
ハートの女王は、トランプ兵と一緒になって、頭を抱えていつもの口癖。
情けないことこの上ないですね。


