俺とシルナは白い糸にしがみついて、よじよじと上に登った。
途中で糸が切れたらどうしよう、と心配したが。
今の俺達は、テントウムシほどの体重しかない。
細い糸でも、充分持ち堪えられた。
「うぐぐ…死にそう…」
「ふわぁぁ…。怖い、下見たら物凄く怖いよぅ…」
言うな。下、見てしまいそうになるだろ。
あと、そろそろ腕が限界。
しかし、弱音を吐いている暇はない。
俺は疲れを無視して、ひたすら上に、上に登った。
…やがて。
「…!着いた…!」
テーブルクロスを手繰り寄せながら登り、何とかテーブルの上に辿り着いた。
…そして。
「…シルナ、大丈夫か?掴まれ」
「あ、ありがとう…」
シルナに手を差し伸べ、ぐいっと引っ張って、テーブルの上に辿り着く。
二人共、無事にテーブルの上に到着出来た。
はぁ、疲れた。
もう、ここがゴールってことで良いんじゃないか?
…そんなはずがないのだが。
テーブルの上には、様々な食器が置いてあった。
どうやらこの厨房、お茶会の準備をしているようだな。
さっきシルナが言ったチョコケーキやら、クッキーやらマフィンやら。
皿に乗っているのは、お菓子ばかりだ。
「ふわぁぁぁぁ…!夢だ、夢のようだ…!巨大チョコケーキ…!!」
「…」
シルナは目をキラキラと輝かせながら、チョコケーキの皿に飛びついた。
「自分の身体より大きなチョコに齧り付くって、私長年の夢だったの!」
「…あ、そ…亅
「そんな訳で、いただきまーす!」
シルナは、自分の身体より遥かに大きなチョコケーキに、思いっきり齧り付いていた。
「もぐもぐ。美味しい。もぐもぐもぐもぐ」
…一心不乱に食っとる。
これ、お茶会で出されるお菓子なんだろ?
それをお前、勝手に摘み食いするとは…。
あまりにも卑しくて、あまりにもみっともないのだが。
夢の巨大ケーキに、シルナは我を忘れていた。
シルナにとっては、思わぬ幸運だったようだな。
…それにしても。
「はふはふ。こっちはクッキー!こっちはチーズケーキだね!もぐもぐ。どれも美味しい!幸せ!夢のようだ〜!!」
「…」
…こいつ、もう放っておいて、俺一人で招待状探してこようかな。
万が一招待状が見つからず、この空間に閉じ込められるようなことになっても。
シルナにとっては、案外悪くないのかもしれない。
「うま〜!!」
「…良かったな…」
もう怒る気にもならないよ。あまりにも幸せそうで。
途中で糸が切れたらどうしよう、と心配したが。
今の俺達は、テントウムシほどの体重しかない。
細い糸でも、充分持ち堪えられた。
「うぐぐ…死にそう…」
「ふわぁぁ…。怖い、下見たら物凄く怖いよぅ…」
言うな。下、見てしまいそうになるだろ。
あと、そろそろ腕が限界。
しかし、弱音を吐いている暇はない。
俺は疲れを無視して、ひたすら上に、上に登った。
…やがて。
「…!着いた…!」
テーブルクロスを手繰り寄せながら登り、何とかテーブルの上に辿り着いた。
…そして。
「…シルナ、大丈夫か?掴まれ」
「あ、ありがとう…」
シルナに手を差し伸べ、ぐいっと引っ張って、テーブルの上に辿り着く。
二人共、無事にテーブルの上に到着出来た。
はぁ、疲れた。
もう、ここがゴールってことで良いんじゃないか?
…そんなはずがないのだが。
テーブルの上には、様々な食器が置いてあった。
どうやらこの厨房、お茶会の準備をしているようだな。
さっきシルナが言ったチョコケーキやら、クッキーやらマフィンやら。
皿に乗っているのは、お菓子ばかりだ。
「ふわぁぁぁぁ…!夢だ、夢のようだ…!巨大チョコケーキ…!!」
「…」
シルナは目をキラキラと輝かせながら、チョコケーキの皿に飛びついた。
「自分の身体より大きなチョコに齧り付くって、私長年の夢だったの!」
「…あ、そ…亅
「そんな訳で、いただきまーす!」
シルナは、自分の身体より遥かに大きなチョコケーキに、思いっきり齧り付いていた。
「もぐもぐ。美味しい。もぐもぐもぐもぐ」
…一心不乱に食っとる。
これ、お茶会で出されるお菓子なんだろ?
それをお前、勝手に摘み食いするとは…。
あまりにも卑しくて、あまりにもみっともないのだが。
夢の巨大ケーキに、シルナは我を忘れていた。
シルナにとっては、思わぬ幸運だったようだな。
…それにしても。
「はふはふ。こっちはクッキー!こっちはチーズケーキだね!もぐもぐ。どれも美味しい!幸せ!夢のようだ〜!!」
「…」
…こいつ、もう放っておいて、俺一人で招待状探してこようかな。
万が一招待状が見つからず、この空間に閉じ込められるようなことになっても。
シルナにとっては、案外悪くないのかもしれない。
「うま〜!!」
「…良かったな…」
もう怒る気にもならないよ。あまりにも幸せそうで。


