――――――。
「…う…」
眩しさに目を細めながら、手探りで周囲を見渡す。
…どうなってるんだ、今…。
ここは…。
「…え…!?」
ようやく青い光が消え、周囲の状況が鮮明に見えるようになった。
そして俺は、自分のいる場所に驚愕した。
…何だ、これ。
さっきまで俺、室内にいたはずだよな?
それなのに上を見上げると、青い空が広がっていた。
いつの間に外に出てきたんだ?
更に、チョコ菓子でいっぱいのテーブルも何処へやら。
見慣れた学院長室の景色とは程遠い。
俺は、全く別の空間にいた。
…すると。
「羽久…!気がついた?」
「…!シルナ…」
シルナに呼ばれて、俺はハッとして振り向いた。
…シルナだ。
突如として、摩訶不思議な状況に追い込まれてもなお。
シルナの顔を見ると、何とかなりそうな気がしてくる。
とにかく、一人ではないのは確かだ。
…そして、この場にいるのは俺とシルナだけではなかった。
「…またしても厄介事に巻き込まれたようですね。…はぁ…これだから、学院長の茶会など参加したくなかったんです」
うんざりとして、溜め息を溢すイレースと。
「何だか、今回はまたいつにも増して、メルヘンな雰囲気ですね」
「青い薔薇…かと思ったけど、これ…ペンキで塗ってるのか…」
ナジュと天音の二人。
そして。
「ツキナが見たら、喜びそーな景色だなー」
「これは何の物語なんだろうね」
すぐりと令月の二人も、この場にいた。
良かった。
結局、いつものメンバーは揃ってるってことだな。
例えどんな状況にあろうと、このメンバーが揃っていれば、大抵のことなら何とかなりそうな気がする。
多分大丈夫だ。多分だけど。
…それで?
「何処なんだ…ここは…」
見渡す限り、メルヘンな景色が広がっている。
青空の下、たくさんの木々が生い茂り、青いペンキで塗った薔薇が咲き乱れている。
目の前には、洒落た薔薇のアーチまで。
青い薔薇っていうのが、何だか不気味に感じてしまう。
赤じゃないのか…。
しかし、ペンキで塗った薔薇とは…。
何だか何処かで聞いたことがある…ような、ないような…。
そもそも、俺達は何でこんなところにいるんだ?
この世界は何だ。
「シルナ。ここは一体…」
「…うん。これは多分、童話シリーズの…」
と、シルナが言いかけたそのとき。
「ようこそ、『不思議の国のアリス』の世界へ!」
不意に聞こえたその声に、俺は思わず、心臓が縮み上がりそうになった。
「…う…」
眩しさに目を細めながら、手探りで周囲を見渡す。
…どうなってるんだ、今…。
ここは…。
「…え…!?」
ようやく青い光が消え、周囲の状況が鮮明に見えるようになった。
そして俺は、自分のいる場所に驚愕した。
…何だ、これ。
さっきまで俺、室内にいたはずだよな?
それなのに上を見上げると、青い空が広がっていた。
いつの間に外に出てきたんだ?
更に、チョコ菓子でいっぱいのテーブルも何処へやら。
見慣れた学院長室の景色とは程遠い。
俺は、全く別の空間にいた。
…すると。
「羽久…!気がついた?」
「…!シルナ…」
シルナに呼ばれて、俺はハッとして振り向いた。
…シルナだ。
突如として、摩訶不思議な状況に追い込まれてもなお。
シルナの顔を見ると、何とかなりそうな気がしてくる。
とにかく、一人ではないのは確かだ。
…そして、この場にいるのは俺とシルナだけではなかった。
「…またしても厄介事に巻き込まれたようですね。…はぁ…これだから、学院長の茶会など参加したくなかったんです」
うんざりとして、溜め息を溢すイレースと。
「何だか、今回はまたいつにも増して、メルヘンな雰囲気ですね」
「青い薔薇…かと思ったけど、これ…ペンキで塗ってるのか…」
ナジュと天音の二人。
そして。
「ツキナが見たら、喜びそーな景色だなー」
「これは何の物語なんだろうね」
すぐりと令月の二人も、この場にいた。
良かった。
結局、いつものメンバーは揃ってるってことだな。
例えどんな状況にあろうと、このメンバーが揃っていれば、大抵のことなら何とかなりそうな気がする。
多分大丈夫だ。多分だけど。
…それで?
「何処なんだ…ここは…」
見渡す限り、メルヘンな景色が広がっている。
青空の下、たくさんの木々が生い茂り、青いペンキで塗った薔薇が咲き乱れている。
目の前には、洒落た薔薇のアーチまで。
青い薔薇っていうのが、何だか不気味に感じてしまう。
赤じゃないのか…。
しかし、ペンキで塗った薔薇とは…。
何だか何処かで聞いたことがある…ような、ないような…。
そもそも、俺達は何でこんなところにいるんだ?
この世界は何だ。
「シルナ。ここは一体…」
「…うん。これは多分、童話シリーズの…」
と、シルナが言いかけたそのとき。
「ようこそ、『不思議の国のアリス』の世界へ!」
不意に聞こえたその声に、俺は思わず、心臓が縮み上がりそうになった。


