…つまり。
この暴走ホウキの名前は、『眠れる森の魔女』。
魔女の魔法をかけられたホウキだからこそ、自己治癒能力があったり、暴走して俺達を襲ってきたりと。
非常に攻撃的な魔法道具である、ということが発覚した。
相も変わらず、危険な魔法道具ばっか作ってんなぁ。
死人が出るぞ。
ナジュなんて、不死身じゃなかったら、土手っ腹貫かれた時点で死んでるし。
あのツキナって子だって、令月とすぐりがいなかったら危なかった。
生徒に被害が出るかもしれない、この危険な魔法道具をどうするか。
そんなことは決まっている。
律儀に、このホウキに付き合ってやる暇はない。
選択肢は一つしかないよな。
「…よし、燃やすか」
「えっ!」
「イレース、頼む」
「分かりました」
危険物は、さっさと取り除くに限る。
これ以上の被害が出る前にな。
イレースは、さっ、と杖を取り出した。
イレースに丸焦げにしてもらって、灰にしてしまおう。
それで一件落着、って奴だな。
…しかし。
「ちょ、ちょちょちょ、待って、イレースちゃん」
「…何です」
シルナは慌てて、イレースを止めた。
何故止める。
「そんな、一も二もなく燃やしてしまうなんて…」
「燃やす以外にどうするんです。燃えるゴミはさっさと燃やしてしまうに限ります」
イーニシュフェルトの里の魔法道具、燃えるゴミ扱い。
まぁ、実際燃えるゴミみたいなもんだ。
ただのゴミにしては、いささか物騒だがな。
「他に被害が出る前に、さっさと炭にしてしまいましょう」
「それは、まぁ…そうなんだけど…」
「何ですか、その煮え切らない返事は」
「…いや…実はね、私の記憶が正しければ、このホウキ…」
と、シルナが言いかけた、
そのとき。
「…!また動く!」
「何?」
令月とすぐりが、いち早く気づいた。
時を止められ、シルナによって簡易な封印を施されていたはずの暴走ホウキ、『眠れる森の魔女』が。
俺達の拘束を解いて、再び宙に浮いていた。
な…何だと?
俺の時魔法を、こんな…一時間足らずで解除し。
おまけに…簡易的な処置とはいえ、シルナの封印を自力で解くなんて。
ホウキの癖に、ポテンシャルが高過ぎ…、
「!!危ない!」
息を吹き返した『眠れる森の魔女』は、封じてくれた仕返しとばかりに、再び俺達に狙いを定めた。
この暴走ホウキの名前は、『眠れる森の魔女』。
魔女の魔法をかけられたホウキだからこそ、自己治癒能力があったり、暴走して俺達を襲ってきたりと。
非常に攻撃的な魔法道具である、ということが発覚した。
相も変わらず、危険な魔法道具ばっか作ってんなぁ。
死人が出るぞ。
ナジュなんて、不死身じゃなかったら、土手っ腹貫かれた時点で死んでるし。
あのツキナって子だって、令月とすぐりがいなかったら危なかった。
生徒に被害が出るかもしれない、この危険な魔法道具をどうするか。
そんなことは決まっている。
律儀に、このホウキに付き合ってやる暇はない。
選択肢は一つしかないよな。
「…よし、燃やすか」
「えっ!」
「イレース、頼む」
「分かりました」
危険物は、さっさと取り除くに限る。
これ以上の被害が出る前にな。
イレースは、さっ、と杖を取り出した。
イレースに丸焦げにしてもらって、灰にしてしまおう。
それで一件落着、って奴だな。
…しかし。
「ちょ、ちょちょちょ、待って、イレースちゃん」
「…何です」
シルナは慌てて、イレースを止めた。
何故止める。
「そんな、一も二もなく燃やしてしまうなんて…」
「燃やす以外にどうするんです。燃えるゴミはさっさと燃やしてしまうに限ります」
イーニシュフェルトの里の魔法道具、燃えるゴミ扱い。
まぁ、実際燃えるゴミみたいなもんだ。
ただのゴミにしては、いささか物騒だがな。
「他に被害が出る前に、さっさと炭にしてしまいましょう」
「それは、まぁ…そうなんだけど…」
「何ですか、その煮え切らない返事は」
「…いや…実はね、私の記憶が正しければ、このホウキ…」
と、シルナが言いかけた、
そのとき。
「…!また動く!」
「何?」
令月とすぐりが、いち早く気づいた。
時を止められ、シルナによって簡易な封印を施されていたはずの暴走ホウキ、『眠れる森の魔女』が。
俺達の拘束を解いて、再び宙に浮いていた。
な…何だと?
俺の時魔法を、こんな…一時間足らずで解除し。
おまけに…簡易的な処置とはいえ、シルナの封印を自力で解くなんて。
ホウキの癖に、ポテンシャルが高過ぎ…、
「!!危ない!」
息を吹き返した『眠れる森の魔女』は、封じてくれた仕返しとばかりに、再び俺達に狙いを定めた。


