「…それで?俺達には、ホウキが襲ってきたっていう言葉の意味が、よく分かってないんだが?」
「言葉通りの意味だよ。いきなりホウキが襲ってきたんだ」
「…」
成程、分からん。
ホウキが襲ってきたって…それどういう状況だよ?
モノであるホウキ、それ自体に意思があるはずがない。
従って、本当にホウキが襲ってきたのだとしたら、誰かがホウキを操り…。
…と、思っていた、そのとき。
「…え?」
「…!」
すぐりの糸に絡め取られた、真っ二つのホウキの残骸が。
痙攣でもしているかのように、ぶるぶると震え始めた。
う…動いてる?
ホウキが?
まさか、令月とすぐりが言っていたのは…これのことなのか?
ホウキが勝手に動き出すなんて、どんなお伽噺だと思っていたら。
…ん?お伽噺…?
何だか嫌な予感がす、
「…は…!?」
痙攣したホウキは、ぶちぶちぶちっ、とすぐりの糸を引き千切った。
なんて強引な力技。
すぐりの糸を引き千切るとは、凄まじい力だ。
捕獲から免れたホウキの残骸が、空中に浮いた。
俺達は唖然としたが、しかしそれ以上に驚愕したのは。
真っ二つだったはずの、ホウキの切断面が。
瞬間接着剤で接着したかのようにくっついて、元の一本のホウキに戻った。
自己治癒能力のあるホウキなんて、初めて見た。
どういう仕組みなんだ?あれ。
いや、そんなことよりも。
復活したホウキが、拘束された恨みを返さんとばかりに、こちらに狙いを定めた。
次の瞬間、弾丸のような速度でホウキが突っ込んできた。
「あっぶな!!」
俺は床に突っ伏すようにして、ホウキの攻撃を躱した。
何だ、あの速さ。
何とか、野生の本能で躱したけども。
って言うか、あれを目視で躱した令月とすぐり、どんな動体視力してんだ。
などと、令月とすぐりに感心している場合ではない。
突如として暴走を始めたホウキを相手に、俺はどうしたら良いのか。
「凄いですね。こんな殺傷能力の高そうな空飛ぶホウキ、初めてみぶへぶは」
「わーっ!!ナジュ君大丈夫!?」
ホウキに感心し、腕組みをして高みの見物をしていたナジュの土手っ腹を。
神速のホウキが、ぶしゃっ、と音を立てて貫通した。
胴体に風穴を開けられ、ナジュはその場に崩れ落ちた。
何やってんだお前。避けろよ。仁王立ちしてないで。
ワンチャン串刺しで死ねる、とでも思ったのか。
例え死ぬにしても、ホウキに土手っ腹貫かれて死ぬのは勘弁だろ。
天音が慌てて駆け寄って、必死に回復魔法をかけていた。
「言葉通りの意味だよ。いきなりホウキが襲ってきたんだ」
「…」
成程、分からん。
ホウキが襲ってきたって…それどういう状況だよ?
モノであるホウキ、それ自体に意思があるはずがない。
従って、本当にホウキが襲ってきたのだとしたら、誰かがホウキを操り…。
…と、思っていた、そのとき。
「…え?」
「…!」
すぐりの糸に絡め取られた、真っ二つのホウキの残骸が。
痙攣でもしているかのように、ぶるぶると震え始めた。
う…動いてる?
ホウキが?
まさか、令月とすぐりが言っていたのは…これのことなのか?
ホウキが勝手に動き出すなんて、どんなお伽噺だと思っていたら。
…ん?お伽噺…?
何だか嫌な予感がす、
「…は…!?」
痙攣したホウキは、ぶちぶちぶちっ、とすぐりの糸を引き千切った。
なんて強引な力技。
すぐりの糸を引き千切るとは、凄まじい力だ。
捕獲から免れたホウキの残骸が、空中に浮いた。
俺達は唖然としたが、しかしそれ以上に驚愕したのは。
真っ二つだったはずの、ホウキの切断面が。
瞬間接着剤で接着したかのようにくっついて、元の一本のホウキに戻った。
自己治癒能力のあるホウキなんて、初めて見た。
どういう仕組みなんだ?あれ。
いや、そんなことよりも。
復活したホウキが、拘束された恨みを返さんとばかりに、こちらに狙いを定めた。
次の瞬間、弾丸のような速度でホウキが突っ込んできた。
「あっぶな!!」
俺は床に突っ伏すようにして、ホウキの攻撃を躱した。
何だ、あの速さ。
何とか、野生の本能で躱したけども。
って言うか、あれを目視で躱した令月とすぐり、どんな動体視力してんだ。
などと、令月とすぐりに感心している場合ではない。
突如として暴走を始めたホウキを相手に、俺はどうしたら良いのか。
「凄いですね。こんな殺傷能力の高そうな空飛ぶホウキ、初めてみぶへぶは」
「わーっ!!ナジュ君大丈夫!?」
ホウキに感心し、腕組みをして高みの見物をしていたナジュの土手っ腹を。
神速のホウキが、ぶしゃっ、と音を立てて貫通した。
胴体に風穴を開けられ、ナジュはその場に崩れ落ちた。
何やってんだお前。避けろよ。仁王立ちしてないで。
ワンチャン串刺しで死ねる、とでも思ったのか。
例え死ぬにしても、ホウキに土手っ腹貫かれて死ぬのは勘弁だろ。
天音が慌てて駆け寄って、必死に回復魔法をかけていた。


