「シュニィ副団長、いらっしゃっていたのですね。こんにちは」
「えぇ、こんにちは」
この方は、面識がある。
刀剣部隊にいる、アトラスさん直属の部下だ。
私は魔導部隊だから、所属する部隊は違うのだけど…。
アルデン人の私相手でも、普通に接してくれる優しい方だ。
「団長は…まだお戻りではないのですね」
「えぇ、そのようですね…。前の任務が長引いているのかもしれません」
想定外の事態が起きて、大幅に任務が遅れている…という報告は入ってきていないので。
恐らく、もう少ししたら帰ってくると思うのだけど。
「アトラスさんに、何か…?」
「あ、いえ…。大した用事ではないのです。団長宛の郵便物を持ってきただけなので」
あぁ、そうだったのですね。
よく見たら彼の手元には、郵便物の束が握られていた。
「そうでしたか。なら私が預かって、アトラスさんが戻ってきたら、私の方から渡しておきましょう」
「え、宜しいんですか?」
「えぇ、構いませんよ」
私は、差し迫って忙しい用事などないし…。
アトラスさんが戻ってくるまで、少し、ここで待たせてもらおうと思っていたところだった。
なら、私が預かって、アトラスさんに渡せば良いだろう。
彼も忙しいのだろうし、何度も持ってきてもらうのは申し訳ない。
「ありがとうございます、シュニィ副団長。助かります」
「いいえ、良いんですよ。いつもご苦労様です」
私はアトラスさんの部下から、郵便物の束を受け取った。
「では、団長に宜しくお伝えください」
「はい。分りました」
彼は深々と一礼して、アトラスさんの執務室を出ていった。
良い部下を持って、アトラスさんは幸せ者ですね。
魔導部隊にいる私の仲間も、素晴らしい方々ばかりなので、勿論私も幸せ者です。
「…さて、と…」
アトラスさん宛ての郵便物を、テーブルの上に置き。
ちょっと、お茶でも淹れて…座って待たせてもらおう、と思った。
…そのとき。
「…ん?」
郵便物の束の中に、ピンク色の封筒を見つけた。
白や茶色ばかりの封筒の中で、ピンク色の封筒とは珍しい。
一体何処から送られてきた郵便物なのだろうと、私は何気なく、その封筒を手に取ってみた。
すると。
「…!」
ピンク色なだけではなく、封筒には、赤い大きなハートのシールが貼られていた。
およそ、聖魔騎士団に相応しくない封筒である。
私は、思わず送り主の名前を見ずにはいられなかった。
「えぇ、こんにちは」
この方は、面識がある。
刀剣部隊にいる、アトラスさん直属の部下だ。
私は魔導部隊だから、所属する部隊は違うのだけど…。
アルデン人の私相手でも、普通に接してくれる優しい方だ。
「団長は…まだお戻りではないのですね」
「えぇ、そのようですね…。前の任務が長引いているのかもしれません」
想定外の事態が起きて、大幅に任務が遅れている…という報告は入ってきていないので。
恐らく、もう少ししたら帰ってくると思うのだけど。
「アトラスさんに、何か…?」
「あ、いえ…。大した用事ではないのです。団長宛の郵便物を持ってきただけなので」
あぁ、そうだったのですね。
よく見たら彼の手元には、郵便物の束が握られていた。
「そうでしたか。なら私が預かって、アトラスさんが戻ってきたら、私の方から渡しておきましょう」
「え、宜しいんですか?」
「えぇ、構いませんよ」
私は、差し迫って忙しい用事などないし…。
アトラスさんが戻ってくるまで、少し、ここで待たせてもらおうと思っていたところだった。
なら、私が預かって、アトラスさんに渡せば良いだろう。
彼も忙しいのだろうし、何度も持ってきてもらうのは申し訳ない。
「ありがとうございます、シュニィ副団長。助かります」
「いいえ、良いんですよ。いつもご苦労様です」
私はアトラスさんの部下から、郵便物の束を受け取った。
「では、団長に宜しくお伝えください」
「はい。分りました」
彼は深々と一礼して、アトラスさんの執務室を出ていった。
良い部下を持って、アトラスさんは幸せ者ですね。
魔導部隊にいる私の仲間も、素晴らしい方々ばかりなので、勿論私も幸せ者です。
「…さて、と…」
アトラスさん宛ての郵便物を、テーブルの上に置き。
ちょっと、お茶でも淹れて…座って待たせてもらおう、と思った。
…そのとき。
「…ん?」
郵便物の束の中に、ピンク色の封筒を見つけた。
白や茶色ばかりの封筒の中で、ピンク色の封筒とは珍しい。
一体何処から送られてきた郵便物なのだろうと、私は何気なく、その封筒を手に取ってみた。
すると。
「…!」
ピンク色なだけではなく、封筒には、赤い大きなハートのシールが貼られていた。
およそ、聖魔騎士団に相応しくない封筒である。
私は、思わず送り主の名前を見ずにはいられなかった。


