…さてと。
ようやく、誰もいなくなった。
医務室の中は、俺とベリクリーデの二人だけだ。
「んー。難しいねー」
ベリクリーデは、ベッドの横で、昨日俺が教えた紙飛行機を折っていた。
相変わらず、くちゃくちゃにしてしまっている。
「300メートルくらい飛ぶ紙飛行機を作りたい」
「…それは無理だろ…」
お前はまず、30センチでも良いから、前に進む紙飛行機を折ったらどうだ?
…いや、それは簡単なことか。
「お前」にとってはな。
「…それで?」
俺は改めて、ベリクリーデに。
…いや。
「お前、誰だ?」
…ベリクリーデの姿をした偽物に、そう尋ねた。
ようやく、誰もいなくなった。
医務室の中は、俺とベリクリーデの二人だけだ。
「んー。難しいねー」
ベリクリーデは、ベッドの横で、昨日俺が教えた紙飛行機を折っていた。
相変わらず、くちゃくちゃにしてしまっている。
「300メートルくらい飛ぶ紙飛行機を作りたい」
「…それは無理だろ…」
お前はまず、30センチでも良いから、前に進む紙飛行機を折ったらどうだ?
…いや、それは簡単なことか。
「お前」にとってはな。
「…それで?」
俺は改めて、ベリクリーデに。
…いや。
「お前、誰だ?」
…ベリクリーデの姿をした偽物に、そう尋ねた。


