ドッペルゲンガーの件については、ひとまずこれで一件落着。
しかし、ホッと安心する間もなく…。
「それで、その…ジュリス君」
「…何だよ?」
「個人的に凄く気になるのが…その、ベリクリーデちゃんを断絶空間から助けるときに…」
「…あぁ」
その話な。いよいよ。
聞かれるとは思ってたよ。
「はっきり言えよ。そんな遠回しに言わず…。『魔剣ティルフィング』のことだろ?」
「…うん、そうだね」
あんたは知ってるもんな。あの剣の存在を。
「魔剣…魔剣って、何だ?」
羽久がそう尋ねた。
まぁ、まずはそこからだよなぁ。
「魔剣っていうのは、古の時代に造られた強力な魔法武器だよ。『聖宝具』と似てるかな」
と、シルナが解説。
ざっくりした説明だが、間違ってはいないな。
「…魔剣の存在は…本で読んだことがあります。伝説だと思っていましたが…」
博識なシュニィは、知識として魔剣を知っていたようだ。
伝説か…。
…伝説…だったら良かったんだけどな。
本当に存在してるんだぜ、これが。
「『聖剣エクスカリバー』と対を成す、闇の魔力を纏った剣…それが、『魔剣ティルフィング』だ」
「…でも、その行方はようとして知られず…。長い歴史の中に埋もれて、なくなったものだと思ってた…。…まさか、君が持っていたなんて」
おっと。
何だか、俺が隠していたかのような言い方だな?
まぁ、隠していたと言えなくもないが。
「こんなものが世の中に存在してても、誰の得にもならないからな。…二度とこの世には出さないつもりだった」
このまま未来永劫、俺の中に封印して…存在そのものをなかったことに。
シュニィの言うように、伝説の遺物にするつもりだったんだが。
…そう上手く行かないもんだな。
「別に盗んだものじゃないぞ。俺が魔剣を手にした経緯は…」
…。
…あまり、良い思い出じゃないんだが。
「…まぁ、色々…紆余曲折あって、俺の手に渡ることになったんだ」
「…魔剣を悪用するつもりなんて、君には欠片もないって分かってるから、根掘り葉掘り聞くつもりはないけど…」
そりゃ良かった。
「でも…これだけは聞かせて欲しい。…本来の持ち主は?君の手に渡る前に、誰かが魔剣と契約していたんじゃないの?」
…。
…そうだな。
本来の持ち主はそいつであって、俺じゃない…。
…けど、俺の手に渡ることになったんだよ。
…色々あったからな。
しかし、ホッと安心する間もなく…。
「それで、その…ジュリス君」
「…何だよ?」
「個人的に凄く気になるのが…その、ベリクリーデちゃんを断絶空間から助けるときに…」
「…あぁ」
その話な。いよいよ。
聞かれるとは思ってたよ。
「はっきり言えよ。そんな遠回しに言わず…。『魔剣ティルフィング』のことだろ?」
「…うん、そうだね」
あんたは知ってるもんな。あの剣の存在を。
「魔剣…魔剣って、何だ?」
羽久がそう尋ねた。
まぁ、まずはそこからだよなぁ。
「魔剣っていうのは、古の時代に造られた強力な魔法武器だよ。『聖宝具』と似てるかな」
と、シルナが解説。
ざっくりした説明だが、間違ってはいないな。
「…魔剣の存在は…本で読んだことがあります。伝説だと思っていましたが…」
博識なシュニィは、知識として魔剣を知っていたようだ。
伝説か…。
…伝説…だったら良かったんだけどな。
本当に存在してるんだぜ、これが。
「『聖剣エクスカリバー』と対を成す、闇の魔力を纏った剣…それが、『魔剣ティルフィング』だ」
「…でも、その行方はようとして知られず…。長い歴史の中に埋もれて、なくなったものだと思ってた…。…まさか、君が持っていたなんて」
おっと。
何だか、俺が隠していたかのような言い方だな?
まぁ、隠していたと言えなくもないが。
「こんなものが世の中に存在してても、誰の得にもならないからな。…二度とこの世には出さないつもりだった」
このまま未来永劫、俺の中に封印して…存在そのものをなかったことに。
シュニィの言うように、伝説の遺物にするつもりだったんだが。
…そう上手く行かないもんだな。
「別に盗んだものじゃないぞ。俺が魔剣を手にした経緯は…」
…。
…あまり、良い思い出じゃないんだが。
「…まぁ、色々…紆余曲折あって、俺の手に渡ることになったんだ」
「…魔剣を悪用するつもりなんて、君には欠片もないって分かってるから、根掘り葉掘り聞くつもりはないけど…」
そりゃ良かった。
「でも…これだけは聞かせて欲しい。…本来の持ち主は?君の手に渡る前に、誰かが魔剣と契約していたんじゃないの?」
…。
…そうだな。
本来の持ち主はそいつであって、俺じゃない…。
…けど、俺の手に渡ることになったんだよ。
…色々あったからな。


