…ベリクリーデを断絶空間に送った犯人については、ひとまず置いておいて。
「…助けるの、遅くなって悪かったなな」
「?早かったよ」
そうか?
お前にとっては、凄く長い時間だったんじゃないかと思ってな。
辛い時期や不安な時期って、普通よりやけに長く感じないか?
「でも、あれ以上…あの学校に残ってるのは嫌だったから、早く来てくれて良かった」
…学校?
「お前、学校に行ってたのか?」
「うん」
…マジで?
お前は頭が足りないから、そのまましばらく、学校に行かせておくべきだったか…?
「高校か?大学?」
「?古代文字専門学校だった」
何だ、その学校は?
俺も長いこと生きてるが、そんな学校は初めて聞いたぞ。
「どの授業でも、難しい古代文字が出てきて、それを読んだり解いたりしてた」
「そ、そんな学校があるのか…?本当に…?」
「うん」
…まぁ、世界って広いからな。
ましてやベリクリーデが送られていたのは、無秩序な断絶空間。
摩訶不思議な専門学校があったとしても、おかしくはない…のかもしれないが。
…。
…それ、アレじゃね?お前。
あまりに授業が分からな過ぎて、見るもの全てが古代文字に見えていただけ…、
「あと、シファちゃんと一緒に暮らしてた」
…誰?
「それから、パパとママとも一緒に暮らしてたんだよ」
パパとママ、だって?
「それは…断絶空間にいた頃の家族か?」
「うん。本当の家族じゃないんだろうけど」
…そういう「設定」だったんだろうな。
でも…。ベリクリーデの家族、か…。
「…懐かしかったか?」
「ほぇ?」
「家族と一緒に暮らすの…」
「?さぁ…。私、本物の家族と一緒に暮らしたことなんてないもん」
…そういや、そうだったな。
生活力皆無なのに、よく一人で生きてこられたもんだと思っていたが。
家族、いなかったんだもんな。
「…断絶空間にいた『家族』はどうだった?優しかったか?」
「うん、優しい人ばっかりだったよ。パパは特に良い人だったなぁ」
…そうか。
一時的な関係でも…血の繋がりがなくても。
ほんの少しの間でも、ベリクリーデに温かい家族が出来たことを、喜ばずにはいられなかった。
「…助けるの、遅くなって悪かったなな」
「?早かったよ」
そうか?
お前にとっては、凄く長い時間だったんじゃないかと思ってな。
辛い時期や不安な時期って、普通よりやけに長く感じないか?
「でも、あれ以上…あの学校に残ってるのは嫌だったから、早く来てくれて良かった」
…学校?
「お前、学校に行ってたのか?」
「うん」
…マジで?
お前は頭が足りないから、そのまましばらく、学校に行かせておくべきだったか…?
「高校か?大学?」
「?古代文字専門学校だった」
何だ、その学校は?
俺も長いこと生きてるが、そんな学校は初めて聞いたぞ。
「どの授業でも、難しい古代文字が出てきて、それを読んだり解いたりしてた」
「そ、そんな学校があるのか…?本当に…?」
「うん」
…まぁ、世界って広いからな。
ましてやベリクリーデが送られていたのは、無秩序な断絶空間。
摩訶不思議な専門学校があったとしても、おかしくはない…のかもしれないが。
…。
…それ、アレじゃね?お前。
あまりに授業が分からな過ぎて、見るもの全てが古代文字に見えていただけ…、
「あと、シファちゃんと一緒に暮らしてた」
…誰?
「それから、パパとママとも一緒に暮らしてたんだよ」
パパとママ、だって?
「それは…断絶空間にいた頃の家族か?」
「うん。本当の家族じゃないんだろうけど」
…そういう「設定」だったんだろうな。
でも…。ベリクリーデの家族、か…。
「…懐かしかったか?」
「ほぇ?」
「家族と一緒に暮らすの…」
「?さぁ…。私、本物の家族と一緒に暮らしたことなんてないもん」
…そういや、そうだったな。
生活力皆無なのに、よく一人で生きてこられたもんだと思っていたが。
家族、いなかったんだもんな。
「…断絶空間にいた『家族』はどうだった?優しかったか?」
「うん、優しい人ばっかりだったよ。パパは特に良い人だったなぁ」
…そうか。
一時的な関係でも…血の繋がりがなくても。
ほんの少しの間でも、ベリクリーデに温かい家族が出来たことを、喜ばずにはいられなかった。


