犯人が子供かどうかは別にして。
協力者がいる可能性は、俺も考えていた。
と言うか、協力者がいなければ、あんなことは出来なかったはずだ。
ドッペルゲンガーは、ベリクリーデと同じ見た目をしているとはいえ、中身まで同じな訳ではない。
あれは所詮、魔法道具が作り出した幻影のようなもの。
おまけに、玩具だ。
ガラクタの玩具風情が、魔導師であるベリクリーデを、断絶空間に送り込めたはずがない。
誰かがドッペルゲンガーベリクリーデに協力して、本物のベリクリーデを追い出したのだ。
そしてその犯人が、ベリクリーデが見たという子供なのか…。
…一体誰なんだろうな。
全く、見に覚えがない…。
「どんな奴だった?そのガキは」
「…ジュリス、身体大丈夫?」
「いや、大丈夫だから。それより侵入者の、」
「良かったー」
良かったじゃねぇよ。
「お前の部屋に忍び込んできたガキは、どんな奴だったんだ?」
「…?分かんない。暗かったし、一瞬だったし…」
…そうか。
「でも、変なこと言ってた」
お?
「何だ?変なことって…」
「うーん…。うら覚えなんだけと…」
うろ覚え、な。
「楽しみがどうとか…。最後の一人くらいとか…。手を貸すとか…」
「…」
「そんなこと言ってた気がするなぁ」
…成程。
重要な情報なのは確かだが、それだけでは何とも…。
「あとね、臭かった」
「臭かった?」
「うん。だんぜくかんに送られる前の一瞬だけ、腐った死体の匂いがしたの』
…そういえば。
それは、俺も覚えがある。
ベリクリーデが消えた夜が明け、朝になって、ベリクリーデを部屋に起こしに行ったとき。
一瞬だけ…腐敗臭がしたような…。
「何だったんだろ?あれ」
「…そうだな…」
…ますます、謎が深まるばかりだな。
とにかく、分からないことが多過ぎるが…。
これだけは分かる。
そのガキは、間違いなく…俺達の敵なのだろう。
協力者がいる可能性は、俺も考えていた。
と言うか、協力者がいなければ、あんなことは出来なかったはずだ。
ドッペルゲンガーは、ベリクリーデと同じ見た目をしているとはいえ、中身まで同じな訳ではない。
あれは所詮、魔法道具が作り出した幻影のようなもの。
おまけに、玩具だ。
ガラクタの玩具風情が、魔導師であるベリクリーデを、断絶空間に送り込めたはずがない。
誰かがドッペルゲンガーベリクリーデに協力して、本物のベリクリーデを追い出したのだ。
そしてその犯人が、ベリクリーデが見たという子供なのか…。
…一体誰なんだろうな。
全く、見に覚えがない…。
「どんな奴だった?そのガキは」
「…ジュリス、身体大丈夫?」
「いや、大丈夫だから。それより侵入者の、」
「良かったー」
良かったじゃねぇよ。
「お前の部屋に忍び込んできたガキは、どんな奴だったんだ?」
「…?分かんない。暗かったし、一瞬だったし…」
…そうか。
「でも、変なこと言ってた」
お?
「何だ?変なことって…」
「うーん…。うら覚えなんだけと…」
うろ覚え、な。
「楽しみがどうとか…。最後の一人くらいとか…。手を貸すとか…」
「…」
「そんなこと言ってた気がするなぁ」
…成程。
重要な情報なのは確かだが、それだけでは何とも…。
「あとね、臭かった」
「臭かった?」
「うん。だんぜくかんに送られる前の一瞬だけ、腐った死体の匂いがしたの』
…そういえば。
それは、俺も覚えがある。
ベリクリーデが消えた夜が明け、朝になって、ベリクリーデを部屋に起こしに行ったとき。
一瞬だけ…腐敗臭がしたような…。
「何だったんだろ?あれ」
「…そうだな…」
…ますます、謎が深まるばかりだな。
とにかく、分からないことが多過ぎるが…。
これだけは分かる。
そのガキは、間違いなく…俺達の敵なのだろう。


