「そのドッペルゲンガーが、お前を断絶空間に送ったんだろう?だから、断絶空間で起きたことは全部、あいつの責任だ」
断じて、本物のベリクリーデの責任ではない…。
…と、思っていると。
「…」
ベリクリーデは、ぽやんとした顔で何かを考えていた。
…どうした?
何か思うところでも?
「どうした、ベリクリーデ」
「…あれって、本当に私のそっくりさんの仕業なのかな?」
は?
「部屋の中にね、二人いたの…。大人と子供が一人ずつ。一人は私のどっぺるで、もう一人は誰…?」
いや、ちょ…おい。
なんか今、ベリクリーデの奴、さらっと物凄く重要なことを言わなかったか?
真面目に聞くから、もう一回言ってくれ。
「ちょっと待て。ベリクリーデ、もう一人って何だ?」
「子供の人影。私がだんぜくかんに送られる前、寝てるときに部屋の中に来たの」
断絶空間な。
そうか。ドッペルゲンガーベリクリーデは、先にベリクリーデの寝室に侵入したのか。
そして、ベリクリーデを断絶空間に送り込んだ…。
…が、ベリクリーデは…単独犯ではないと言う。
ドッペルゲンガーベリクリーデだけの仕業ではない、と。
部屋の中にやって来た二人…。一人は、もう消えてしまった、ベリクリーデのドッペルゲンガー。
じゃあ、もう一人…子供の人影っていうのは、誰のことなんだ?
「その人影は…子供だったのか?」
「うん」
「見たことのない奴だったんだな?」
「うん。でも私、人の顔覚えるのが苦手だから、見たことがあっても忘れてるだけかも」
自覚はあったんだな。
人の顔に限らず、お前は大抵のことは、聞いた傍から忘れてるよ。
お耳がちくわだからな。
…とはいえ。
ベリクリーデの生活圏内に、子供はいないはずだ。
聖魔騎士団に、子供の隊員なんていないし。
むしろ、多分、聖魔騎士団で一番幼いのは、このベリクリーデだろう。
年齢がじゃなくて、頭の中身がな。
ベリクリーデ以下の子供なんて、ここにいるはずがない。
何で…どうやって、子供が入り込んだんだ?
聖魔騎士団隊舎は、夜間でも見張りを立てて、四方八方を警備している。
イーニシュフェルト魔導学院にいる、元暗殺者組でもあるまいし。
子供ごときが、監視の目を掻い潜って侵入してくるとは、とても…。
…しかし、ベリクリーデの証言を信じるならば、本当に子供が入ってきたんだろう。
そして、そいつが…ベリクリーデを、断絶空間に送り込んだのだ。
断じて、本物のベリクリーデの責任ではない…。
…と、思っていると。
「…」
ベリクリーデは、ぽやんとした顔で何かを考えていた。
…どうした?
何か思うところでも?
「どうした、ベリクリーデ」
「…あれって、本当に私のそっくりさんの仕業なのかな?」
は?
「部屋の中にね、二人いたの…。大人と子供が一人ずつ。一人は私のどっぺるで、もう一人は誰…?」
いや、ちょ…おい。
なんか今、ベリクリーデの奴、さらっと物凄く重要なことを言わなかったか?
真面目に聞くから、もう一回言ってくれ。
「ちょっと待て。ベリクリーデ、もう一人って何だ?」
「子供の人影。私がだんぜくかんに送られる前、寝てるときに部屋の中に来たの」
断絶空間な。
そうか。ドッペルゲンガーベリクリーデは、先にベリクリーデの寝室に侵入したのか。
そして、ベリクリーデを断絶空間に送り込んだ…。
…が、ベリクリーデは…単独犯ではないと言う。
ドッペルゲンガーベリクリーデだけの仕業ではない、と。
部屋の中にやって来た二人…。一人は、もう消えてしまった、ベリクリーデのドッペルゲンガー。
じゃあ、もう一人…子供の人影っていうのは、誰のことなんだ?
「その人影は…子供だったのか?」
「うん」
「見たことのない奴だったんだな?」
「うん。でも私、人の顔覚えるのが苦手だから、見たことがあっても忘れてるだけかも」
自覚はあったんだな。
人の顔に限らず、お前は大抵のことは、聞いた傍から忘れてるよ。
お耳がちくわだからな。
…とはいえ。
ベリクリーデの生活圏内に、子供はいないはずだ。
聖魔騎士団に、子供の隊員なんていないし。
むしろ、多分、聖魔騎士団で一番幼いのは、このベリクリーデだろう。
年齢がじゃなくて、頭の中身がな。
ベリクリーデ以下の子供なんて、ここにいるはずがない。
何で…どうやって、子供が入り込んだんだ?
聖魔騎士団隊舎は、夜間でも見張りを立てて、四方八方を警備している。
イーニシュフェルト魔導学院にいる、元暗殺者組でもあるまいし。
子供ごときが、監視の目を掻い潜って侵入してくるとは、とても…。
…しかし、ベリクリーデの証言を信じるならば、本当に子供が入ってきたんだろう。
そして、そいつが…ベリクリーデを、断絶空間に送り込んだのだ。


