すると、パパは。
「成程…。そりゃまた変な夢を見てるな…」
気持ち悪がることなく、むしろ興味深そうにそう言った。
良かった。
頭がおかしくなったんじゃないか、とは言われなかった。
言われてみれば、このパパ。
私のやることなすことを、否定したことは一度もないね。
試験で0点取りまくったときも、庇ってくれたしね。
「いつからそんな夢を見てるんだ?」
いつから…?
「分かんない…。結構前から…」
「それならそうと、早く言ってくれれば良いものを」
だって…信じてもらえるか分かんなかったし。
人に相談して、どうにかなることだとは思えなかった。
「だが…お前は生まれたときから、ずっとここにいるぞ。お前に手を差し伸べた人…っていうのも、思い当たる節はないな」
…そうなんだ。
パパに相談して、何か分かることがないかと思ったけど…駄目だったか。
むしろ、謎が深まった。
幼い頃からここにいるなら、あの夢の中の景色は、一体いつ見たものなんだろう?
「私、何であんな夢見てるんだろう?」
「そうだな…。不思議なことがあるもんだが…」
パパは、少し考えるような顔をして。
そして、こう言った。
「…そんなに、深く考えなくて良いんじゃないか?」
え?
「…どうして?」
「難しく考えてるようだが…単に、昔見た映画やドラマの場面が、頭の中に残っていて…それを夢に見てるだけじゃないのか?」
え?そんなことあるの?
映画…は知ってるけど、どらまって何だろう。
映画の一種?
「パパもそんな夢を見ることある?」
「たまにな。さすがに、毎日って訳じゃないが…昔見た映画の景色を夢に見ることがある」
なんと。パパにもあるんだ。
じゃあ私の夢は、何も失った過去とかじゃなくて…。
…単に、昔見たお芝居の世界が、頭の中に残ってるだけ?
何処となく見覚えがあるのも、昔お芝居で見た世界だから?
…そうなの…?
「あとは…疲れてるのかもしれないな」
「疲れてるの?私」
「自覚はしてなくても、無意識に疲れることはあるぞ」
そうなんだ。
お疲れ様、私。
「あまり無理するなよ。夜更しせずに、夜はちゃんと寝ろ」
「うーん…。分かった」
寝てる…つもりなんだけどな。
如何せん、寝るといつも同じ夢を見るから、いまいち熟睡出来てないって言うか…。
あ、もしかしてそのせい?
眠りが浅くて夢を見る、夢を見るせいで眠れない…っていうのがループしてるんだろうか?
難しく考える必要なんてなくて、私にとってあの夢は、何の意味もないものだったんだ…。
…本当に?
「成程…。そりゃまた変な夢を見てるな…」
気持ち悪がることなく、むしろ興味深そうにそう言った。
良かった。
頭がおかしくなったんじゃないか、とは言われなかった。
言われてみれば、このパパ。
私のやることなすことを、否定したことは一度もないね。
試験で0点取りまくったときも、庇ってくれたしね。
「いつからそんな夢を見てるんだ?」
いつから…?
「分かんない…。結構前から…」
「それならそうと、早く言ってくれれば良いものを」
だって…信じてもらえるか分かんなかったし。
人に相談して、どうにかなることだとは思えなかった。
「だが…お前は生まれたときから、ずっとここにいるぞ。お前に手を差し伸べた人…っていうのも、思い当たる節はないな」
…そうなんだ。
パパに相談して、何か分かることがないかと思ったけど…駄目だったか。
むしろ、謎が深まった。
幼い頃からここにいるなら、あの夢の中の景色は、一体いつ見たものなんだろう?
「私、何であんな夢見てるんだろう?」
「そうだな…。不思議なことがあるもんだが…」
パパは、少し考えるような顔をして。
そして、こう言った。
「…そんなに、深く考えなくて良いんじゃないか?」
え?
「…どうして?」
「難しく考えてるようだが…単に、昔見た映画やドラマの場面が、頭の中に残っていて…それを夢に見てるだけじゃないのか?」
え?そんなことあるの?
映画…は知ってるけど、どらまって何だろう。
映画の一種?
「パパもそんな夢を見ることある?」
「たまにな。さすがに、毎日って訳じゃないが…昔見た映画の景色を夢に見ることがある」
なんと。パパにもあるんだ。
じゃあ私の夢は、何も失った過去とかじゃなくて…。
…単に、昔見たお芝居の世界が、頭の中に残ってるだけ?
何処となく見覚えがあるのも、昔お芝居で見た世界だから?
…そうなの…?
「あとは…疲れてるのかもしれないな」
「疲れてるの?私」
「自覚はしてなくても、無意識に疲れることはあるぞ」
そうなんだ。
お疲れ様、私。
「あまり無理するなよ。夜更しせずに、夜はちゃんと寝ろ」
「うーん…。分かった」
寝てる…つもりなんだけどな。
如何せん、寝るといつも同じ夢を見るから、いまいち熟睡出来てないって言うか…。
あ、もしかしてそのせい?
眠りが浅くて夢を見る、夢を見るせいで眠れない…っていうのがループしてるんだろうか?
難しく考える必要なんてなくて、私にとってあの夢は、何の意味もないものだったんだ…。
…本当に?


