「あんた…制服はどうしたの?」

家に帰り、すぐに食卓についた夏希は、ご飯を食べながら、母親の言葉に首を傾げた。


「ごちそうさま」

食事を終え、父親の驚く顔も気にせずに、テレビを見た後、夏希は自分の部屋に入り、制服を脱ごうとして、絶句した。

青い戦闘服を着た自分が、部屋の鏡に映っていたのだ。

夏希は首を傾げた。

「こんな服…持ってたかな?」




つづく。