歩き出し、体育館の扉の前で一列に並んだ。馴染みのない服装。なんとも落ち着かない。 ふと、静けさが私達を襲った。音量は小さいが軽やかなクラシックが体育館を包む。 先頭に立った先生が私達に目配せをした。扉が開き、先生が1歩を踏み出す。それに続き、私達はゆっくりと歩き出した。