「ただいまぁ~」と我が家のドアを開け、そのまま風呂へ直行。湯気が立つお湯の中へチャポンと入る。

「明日は卒業式」私はニヘェと笑った。デカくなったなぁ、私もみんなも。

風呂から上がって、布団の中に入っても、明日は卒業式というプレッシャーが何度も眠気をふっとばした。

けれど、家族の寝息を聞いていると、安心したのだろうか。いつの間にか眠りに落ちていた。