「 ―――……はい。これ今回の報酬 」
もう幾度なく聞いた言葉と見慣れた笑みとともにドンと目の前に置かれた札束の山。
いち、じゅう、ひゃく、せん、まん、じゅうまん、ひゃくまん、
「 あれ?足りなかった? 」
「 いえ。足りてます。.....少し多すぎませんか?」
「 なーに。ちょっとしたボーナスだよ 」
パチッとウィンクをし、ニコニコと楽しそうに話す。
は?....いやいや、ちょっとしたボーナス?これが?と、目の前で起きている出来事は本当に現実なのか。ざっと見た感じ軽く150万は超えてるだろう。
確実にいつもの4倍はある。
「 まあ、そう。深く考えないでよ。――緋翠。俺は何も企んでいないからね 」
「 ......そうですか。」
少し顔に出ていたのか、目の前の男、神楽は手を組み前のめりの姿勢になりながら私の様子を伺っていた。
ああ、いつ見ても欠点が見つからない男だ。髪型は綺麗に七三分けでセットされていて、彼が着ている黒のスーツとよく似合っている。切れ長の二重、スっと綺麗に通った鼻筋、薄い唇、誰が見ても口を揃えて皆イケメンと言う絶対的な美貌の持ち主。
――・・神楽(カグラ)本名は、知らない。分かっていることは、私より年上ということ。そして、私がいる組織のトップまたの名をマスターということ
「 神楽さん。私、カラダの関係はお断りですからね」
「 ......ふははっ。警戒されちゃったか。やはり緋翠は金では釣れないな。」
ギシッと椅子に寄りかかる。何処か掴みどころがなく得体の知れないナニカを持っているこの男のことが私は嫌いだ。
もう幾度なく聞いた言葉と見慣れた笑みとともにドンと目の前に置かれた札束の山。
いち、じゅう、ひゃく、せん、まん、じゅうまん、ひゃくまん、
「 あれ?足りなかった? 」
「 いえ。足りてます。.....少し多すぎませんか?」
「 なーに。ちょっとしたボーナスだよ 」
パチッとウィンクをし、ニコニコと楽しそうに話す。
は?....いやいや、ちょっとしたボーナス?これが?と、目の前で起きている出来事は本当に現実なのか。ざっと見た感じ軽く150万は超えてるだろう。
確実にいつもの4倍はある。
「 まあ、そう。深く考えないでよ。――緋翠。俺は何も企んでいないからね 」
「 ......そうですか。」
少し顔に出ていたのか、目の前の男、神楽は手を組み前のめりの姿勢になりながら私の様子を伺っていた。
ああ、いつ見ても欠点が見つからない男だ。髪型は綺麗に七三分けでセットされていて、彼が着ている黒のスーツとよく似合っている。切れ長の二重、スっと綺麗に通った鼻筋、薄い唇、誰が見ても口を揃えて皆イケメンと言う絶対的な美貌の持ち主。
――・・神楽(カグラ)本名は、知らない。分かっていることは、私より年上ということ。そして、私がいる組織のトップまたの名をマスターということ
「 神楽さん。私、カラダの関係はお断りですからね」
「 ......ふははっ。警戒されちゃったか。やはり緋翠は金では釣れないな。」
ギシッと椅子に寄りかかる。何処か掴みどころがなく得体の知れないナニカを持っているこの男のことが私は嫌いだ。